[メイン] GMPC : x5 3d6 #1 (3D6) > 15[4,6,5] > 15 #2 (3D6) > 10[5,3,2] > 10 #3 (3D6) > 13[5,2,6] > 13 #4 (3D6) > 10[5,2,3] > 10 #5 (3D6) > 6[2,1,3] > 6
[メイン] 仮 : x5 3d6 #1 (3D6) > 12[5,3,4] > 12 #2 (3D6) > 7[3,2,2] > 7 #3 (3D6) > 15[5,4,6] > 15 #4 (3D6) > 10[2,3,5] > 10 #5 (3D6) > 6[2,3,1] > 6
[メイン] 仮仮 : x5 3d6 #1 (3D6) > 6[2,3,1] > 6 #2 (3D6) > 10[4,5,1] > 10 #3 (3D6) > 10[3,3,4] > 10 #4 (3D6) > 10[5,3,2] > 10 #5 (3D6) > 10[3,6,1] > 10
[メイン] 仮仮仮仮 : x5 3d6 #1 (3D6) > 11[4,5,2] > 11 #2 (3D6) > 9[3,1,5] > 9 #3 (3D6) > 9[4,3,2] > 9 #4 (3D6) > 4[1,2,1] > 4 #5 (3D6) > 11[6,3,2] > 11
[メイン] 仮仮仮 : x5 3d6 #1 (3D6) > 11[5,5,1] > 11 #2 (3D6) > 3[1,1,1] > 3 #3 (3D6) > 11[5,3,3] > 11 #4 (3D6) > 14[6,4,4] > 14 #5 (3D6) > 9[1,5,3] > 9
[メイン] 仮仮仮仮仮 : x5 3d6 #1 (3D6) > 15[5,5,5] > 15 #2 (3D6) > 9[3,1,5] > 9 #3 (3D6) > 10[6,3,1] > 10 #4 (3D6) > 10[1,6,3] > 10 #5 (3D6) > 12[4,6,2] > 12
[メイン] GM : 準備がよろしければ教えて下さい
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 教えます!
[メイン] ノフト : 教えるぜ
[メイン] チリ : 教えるわ!
[メイン] シルバーファング : 教えるよん
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 教えます
[メイン] ユリウス : 教えよう
[メイン] GM : では…出航ですわ~!!!
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 出航だァ~~~~~~!!!
[メイン] シルバーファング : 出航じゃ~~~~~~~!!
[メイン] チリ : 出港やァ〜〜〜〜〜!!!
[メイン] ノフト : 出航だァ~~~~~~~!!!
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 出航です!
[メイン] ユリウス : 出航だ……!
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 探索者の友人【椎名理央】は、無名の小説家です。会社に勤めながら小説を書いていますが、作品が出版されたことはありません。理央が書く物語はファンタジーが多く、どれも夢と希望にあふれた明るい内容です。
[メイン] GM : 理央は物語の執筆中に、探索者全員をランチにさそいます。
[メイン] 椎名 理央 : 「ごめんね。集まってもらって」
[メイン] 椎名 理央 : 「まだ書きはじめで、タイトルも決まっていない物語なんだけど…」
[メイン] 椎名 理央 : 理央はあなた達に意見を求めてきます。
[メイン] 椎名 理央 : 「みんなが冒険物語の主人公だったら、どんな武器を使ってみたい?かっこいい武器が思いつかなくて」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「いいい…いえ!お構いなく!」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「武器?武器ですか…」
[メイン] ノフト : 「アタシも楽しみにしてるから全然いいって!」
[メイン] ノフト : 「にしても武器かぁ…アタシはやっぱ剣が好きだな!でっかい剣!」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「そういえば小説書いてたんでしたね」
[メイン] チリ : 「ははん、そいでチリちゃんらのイメージを参考にしたいっちゅーことか」
[メイン]
シルバーファング :
若いグループの中、白髪の爺さんが何故か同席していた
しかも、今どきの若い子が食べそうな、キャワワなデコレーションが
施されているドーナツを食べてる。
[メイン]
ユリウス :
「ふむ、ふむ」
相槌を打ちながら。
優雅に紅茶に口を付け、薄く笑みを浮かべながら団欒を眺めている。
[メイン] シルバーファング : 「はっはっは、持ち上げられるんかい?剣は重いぞぉ~?」
[メイン]
椎名 理央 :
「ノフトちゃんは剣と…」
うなずきながら手帳にメモしつつ
[メイン] シルバーファング : ノフトを揶揄うように、クククと肩を上下させながら小さく笑っている。
[メイン] ノフト : 「持ち上げられるって! それくらいは鍛えてらぁ!」
[メイン] シルバーファング : 「ほ~!こりゃ参った」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : (あっ、紅茶美味しそう。私も頼もうっと)
[メイン] チリ : 「おーおー、元気のあるこってええなぁ」
[メイン] シルバーファング : 「チリちゃんはどうじゃ?武器じゃとよ武器、ワシはヌンチャクでも勧めるぞ~?」
[メイン] シルバーファング : 甘ったるそうな、カロリーの多そうなドーナツを食している爺さん。
[メイン] ユリウス : イバラの様子を見て、店員を呼び止めて同じ紅茶を頼む。
[メイン]
チリ :
「ナッハッハ、そんな扱い難しげなもん使えるんはファングさんくらいやろ」
手を叩いて笑いつつ。
[メイン]
チリ :
「そうやなぁ……テイマーで、動物と一緒に戦うなんてどうやろ!」
「道中、仲間を増やしながら強くなっていく!これで決まりや!」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「あ、ありがとう。気が利くんですね」
[メイン] シルバーファング : はっはっは!じゃが意外とテキトーに振り回しておれば、当たるもんじゃよ~?と愉快そうに笑い。
[メイン] 椎名 理央 : 「動物かぁ。そういうのもいいね!」
[メイン] ノフト : 「動物使いかぁ…確かにファンタジーっぽいな」
[メイン] シルバーファング : 「こりゃたまげた、つまりは仲間との絆が武器か!理央ちゃんのお眼鏡にかないそうじゃの~」
[メイン]
ユリウス :
いやいや、とイバラに手を振り。
「……武器なら私も剣がいいな。物語の英雄は、いつでも剣を掲げて闇を払うものさ」
[メイン]
椎名 理央 :
「そうですね。私が書く物語ってファンタジーなので」
シルバーファングにうなずきながら
[メイン]
チリ :
せやろせやろ、とニコニコしながら相槌を打ちつつ。
「ほーん、ええですね。そのイカした面に映えそうや」
[メイン]
シルバーファング :
「スレッタちゃんはどうじゃ?悩んでおるの~?」
ふぉっふぉっふぉ、といかにも老人といった感じで笑う。
[メイン] ユリウス : 「ははは。あいにく、友人と違って私には才能が無かったんだが……」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「私ですか?そうですね…」
[メイン] 椎名 理央 : 「ユリウスさんは剣がいいんですね。たしかに物語なら外せませんよね」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「動物使い…剣…」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…武器に変形する動物たちとかどうでしょう?」
[メイン] チリ : 「うぉ!? ええ発想やなぁ、そういうのもアリなんか」
[メイン] 椎名 理央 : 「ふむふむ。そういうのも面白いかもしれませんね」
[メイン] シルバーファング : 「はっはっは!剣に変身する動物!これは思いつかなかったわい!」
[メイン] ノフト : 「なるほどなぁ…仲間にした動物によって使う武器も変わるとかおもしろそーじゃん」
[メイン]
シルバーファング :
「さすが若いと、頭の回転が違うのう~、ワシなんかどの武器にするかずっと迷ったままじゃわい」
愉快そうに笑ってる。
[メイン]
ユリウス :
「それは……貴方程の方なら、確かにそれだけ武器を迷う余裕があるでしょうね」
愉快気に。
[メイン] ノフト : 「なんでも使えそうだからな…じいさんは」
[メイン]
チリ :
「ええねええね……そんで、そっちのお嬢ちゃんは決まったん?」
考えあぐねているイバラの口にクッキーを差し込む。
[メイン]
シルバーファング :
「はっはっはっは!それを言うならお主もじゃろうに!」
ユリウスの言葉に、愉快そうに笑いながら。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「もが!?…ごくんっ!な、なにするんですか!」
[メイン] チリ : 「あっはは、かーわい!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…///」
チリのクッキーに手を伸ばし、お返しと言ったように口へねじ込む
[メイン]
チリ :
「んくっ……! や、やりおるわ…こいつ…!」
揶揄うようにそう返す
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…まったく」
チリの言葉を意に介さず、何事もなかったかのように紅茶を飲みながら
[メイン] 椎名 理央 : 「イバラちゃんはどんな武器がいいのかな?」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…特には何も」
他のみんなと違って得意なことがあるわけでもないので
[メイン]
椎名 理央 :
「…そっか。わかったよ」
少し残念そうな顔をしながらも納得した
[メイン] ユリウス : 「フフフ……なら、自分の武器を見つける旅というのも乙なものかもしれないね」
[メイン]
シルバーファング :
「おっ、いいこと言うじゃねぇの」
コーヒーを飲みながら。
[メイン]
チリ :
「お、ええこと言うやないですか」
コーヒーを啜りながら。
[メイン] 椎名 理央 : 「いいね!その意見もいただいちゃおう!」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「おお…なんだか深い…」
[メイン] シルバーファング : 声が重なったので、はっはっはっは!と笑ってる。
[メイン] ユリウス : 「何処までいいことを言わせられるんだ……!?」
[メイン] ノフト : 「自分の武器を見つける旅か…冒険譚みたいでいいな!」
[メイン] チリ : なっはっはっは!と同じように腹を抱える。
[メイン]
ユリウス :
「さて、面白い案が出揃ったがお気に召したものはあったかな?」
理央に目を向け。
[メイン] 椎名 理央 : 「うーん…そうだなぁ…」
[メイン] チリ : 「はー……あ、せやった。せっかく誘ってもろうて成果なしや悲しいしな」
[メイン]
椎名 理央 :
「…出来上がってから、読んでもらいたいから…今はひ・み・つ」
ニコリと笑顔でそう告げる
[メイン] ノフト : 「何だよそれ! ずるいぞ~!」
[メイン] 椎名 理央 : 「だって、いろんな意見をもらっちゃったから、今ここで決めたらもったいないなって…」
[メイン] シルバーファング : 「はっはっは!それにノフトよ」
[メイン]
シルバーファング :
「秘密は女の武器とも言うじゃろう?」
なんかよく分からないけどそれっぽいことを言う爺さん。
[メイン] シルバーファング : 「やや!それも分からん歳じゃったかな!?」
[メイン] シルバーファング : 揶揄うように、愉快そうにはっはっはっは!と笑っている。
[メイン] ノフト : 「むぐっ………そ、そういうのもあるな!ああ!」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「な…なるほどお…」
[メイン] チリ : 「…ファングさん、最近はそういうんセクハラなんますんで注意しとってくださいね」
[メイン] シルバーファング : (´・ω・`)
[メイン] ユリウス : 「はは、やり返されてしまいましたね」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「ふふ…おかしい」
[メイン] チリ : こちらもくすくす、と冗談っぽく笑う
[メイン] 椎名 理央 : その様子をニコニコしながら眺めていた
[メイン] 椎名 理央 : ランチを終え、支払いを済ませるために席を立つ
[メイン] 椎名 理央 : 「今日はありがとう、参考になったよ。物語が書きあがったら、みんなに一番に読んでほしいな」
[メイン] 椎名 理央 : 「今度こそ、出版されたら連絡するね」
[メイン] ノフト : 「おうよ!楽しみに待ってるぜ!」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「うん。私も楽しみにしてます」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「はい!私も楽しみに待ってます!」
[メイン] チリ : 「んま、気長に待っとくな。そんときゃまた、美味しいもんでも囲んで!」
[メイン]
ユリウス :
「ああ。その時が来るのを楽しみにさせてもらうよ」
自分も支払いに立ちつつ。
楽しい時間だったので、このくらいの折半は安い。
[メイン] シルバーファング : ユリウスが財布を開くと、そこには……。
[メイン] シルバーファング : 見覚えの無い、しわくちゃな1万円札が入ってた。
[メイン] ユリウス : 「……ん?」
[メイン] ユリウス : それを見止めるや、辺りを見回す。
[メイン] シルバーファング : お茶目にピースサインしてる爺さん。
[メイン]
ユリウス :
……まったく。茶目っ気のある方だ、矍鑠とはこのことか。
「理央、粋な心遣いがあったようだ」
小さく会釈をして、連れたって支払いへ。
[メイン]
椎名 理央 :
「あっ…私が払うからいいのに…」
「でもありがとう」
気を利かせてくれたことに感謝する
[メイン]
ノフト :
「お!3人ともサンキューな!」
一方こちらは奢られる気満々
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「持つべきものは美味しご飯を奢ってくれる友人だよね」
ノフトに同意するようにうなずき
[メイン]
椎名 理央 :
「それじゃまたね」
ゆっくりと手を振りながらあなた達と別れた
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「はい!またね~~~~!」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : ランチから数か月後、理央からメールが届きます。
[メイン]
GM :
『ついに出版されたよ!書店で探してみて』
『真っ白い分厚い本だから、すぐわかるよ』
[メイン] GM : その連絡をもらったあなた達は書店へ向かいます。
[メイン] ノフト : 「楽しみだなぁ…どんな内容になってるのかもさることながら、どんな武器になったのかもワクワクだ!」
[メイン]
シルバーファング :
「あ~~~~……」
書店に並ぶ棚を見上げながら。
[メイン] シルバーファング : 「すまん……どこにあるんじゃ?ノフト……」
[メイン] シルバーファング : 老眼が進んじまったぜ、はっはっは!と書店で大きく笑う。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ようやく来ましたね…この時が」
[メイン]
ノフト :
「じいさん老眼なのか? 真っ白い本って言ってたから…」
と本棚に目を通していく
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : キョロキョロ本棚を見回しながら本を探す
[メイン]
チリ :
「よう言うわ、そんだけ元気しとるのに……」
「あ、届かん本あったら取ったるでイバラ」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…むっ。届きます!」
ステップ台を引きずりながら
[メイン]
シルバーファング :
チリとイバラのやり取りの後ろ側にて
「老眼鏡持っとらん?」と無茶ぶりをノフトにしてる爺さん。
[メイン]
ユリウス :
「しかし、理央はどうしたんだ?
せっかくの日だというのに……」
友人のめでたい日に楽し気な様子を露わにしつつ。
[メイン]
チリ :
「うお……人類の叡智やな……」
その様子を微笑ましげに眺めつつ
[メイン] シルバーファング : 指を丸くして眼鏡のようにしながら。
[メイン] ノフト : 「持ってるわけねーだろ!」
[メイン] チリ : 「あ、そういえばそうやなユリウスさん。サプライズのつもりなんか、単に作業が忙しいんかわからんけど……せっかくパーっと祝うつもりでおったのに」
[メイン] シルバーファング : じゃあスレッタは?とそのポーズのまま。
[メイン] チリ : スマホにピ、ピ、ピと打ち込みつつ、返信がないのを確認。
[メイン] ユリウス : 「ああ。祝うのは後でも出来るが、こうして書店に並んでいるのを一緒に見られないのは少し残念だね……」
[メイン] GM : そんなこんなで、本はすぐ見つかります。ハードカバーの真っ白い本です。しかし表紙・裏表紙・背表紙に何も書いておらず、タイトルも著者も値段もわかりません。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…あっ!あれじゃない?」
ステップ台を使っても届かない位置の本を指差して
[メイン]
チリ :
「……お!よう見つけた、お手柄やな!」
「あとはチリちゃんに任せとき!」
[メイン] チリ : んっ……と背伸びをして背表紙に指をかけ、イバラに手渡す。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…別に取ってなんて頼んでないんだけど」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
そう言いつつ
「…ありがと」
聞こえないくらいの声で小さく感謝して
[メイン]
チリ :
「う……すまんすまん、はしゃぎすぎたか」
ちょっとバツが悪いようにしつつ
[メイン]
チリ :
「……ん。ええ子」
小さく頭を撫でる。
[メイン] チリ : 「……っと、せやせや……皆!こっち集まりぃ!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…むぅ」
何か言いたげに上目遣いにチリの顔を見ながらも
[メイン] ノフト : 「おっ! 見つけたか!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「うん。あったよ」
ノクトに見つけた真っ白な本を見せる
[メイン]
シルバーファング :
お~~~?と変な声を出しながら、のそのそと
腰を曲げたままの姿勢でやってきて、後ろから本を覗き見る。
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「?」
言われた方に向かいます
[メイン]
ユリウス :
おや……と、取り出していた本を書架に戻してやってくる。
この男、皆が真面目に探している中で自分が興味ある本に目を奪われていた。
[メイン] ノフト : 「ふーん、これがか……タイトルは何てんだ?」
[メイン]
チリ :
くす、と小さな笑みをイバラに向けつつ
「そうや。イバラが真っ先に発見してくれたんやで」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…わかんない」
裏表紙や背表紙を見ながら
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「うん。私が見つけた」
[メイン]
ノフト :
「そりゃお手柄だぜ!
にしても、タイトルなし…?変な本だな…?」
[メイン] チリ : (可愛らしいなあ……あんま言うと怒るから黙っとくけど)
[メイン] チリ : 「んー……理央の言いよった特徴とは一致しとるけどね……」
[メイン] シルバーファング : 「のう~チリちゃんや」
[メイン] シルバーファング : 「ワシはちと、目が悪うてのう……」
[メイン] シルバーファング : 「ちょいと、朗読してくれんか?」
[メイン]
チリ :
それに気付いて。
「んっ、そんくらいならお安いご用や……ほなイバラ、ちょっと開いてもらえるやろか」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「うん。さすがに中身も真っ白ってわけじゃないだろうしね」
[メイン] チリ : ……まさか中まで真っ白なんてこたないやろ。
[メイン] GM : 中を開くと、12章から成る冒険物語のようで、最初のページに『これは、名前のない物語。』次のページには『主人公』と書かれています。
[メイン] GM : そして探索者が更にページめくると、目に飛び込んできたのはたった3文字でした。
[メイン] GM :
[メイン] GM : 『あなた』
[メイン] GM :
[メイン] GM : 視界がぐらりと揺れ、本を持ったまま意識が遠のきます。探索者の意識はぶつりと途切れます。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
:
「ねえ、起きて!」
探索者の耳元で声がします。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…ん」
その声に目を覚まし、身体を起こす
[メイン]
ノフト :
「ん…? なんだ……?」
ゆっくりと目を開ける
[メイン]
ノフト :
「……なんでアタシ寝てんだ!?」
と跳び起きて
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「……ふぇっ?」
呼びかける声で目を覚ます
[メイン] ユリウス : 「う……ッ。……? 私は一体……?」
[メイン] チリ : 「なんやなんや、人が気持ちよう本屋で寝とる時に……」
[メイン]
チリ :
「……いやなんで本屋で寝とんねん!?」
同じように飛び起きる
[メイン] シルバーファング : 「はっはっは!ほれほれ、皆の者」
[メイン] シルバーファング : 「お友達さんが話しかけているぜ」
[メイン]
シルバーファング :
ファングはいつの間にか既に起きており、全員の後方で
腰を曲げた姿勢で佇んでおり、その視線は……。
[メイン] シルバーファング : 声をかけた主へ、向けられて。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…友達?」
寝ぼけ眼を擦りながら、バングの視線の先を見る
[メイン] ??? : そこには小さなほこりの塊のような謎の生き物がいた
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……ワアッ」
[メイン] ノフト : 「……なんだこりゃ」
[メイン]
ユリウス :
「…………こ、これは……!?」
指でつつく。
[メイン]
チリ :
「ん……こんにちは、言葉わかるか?……っちゅーより、さっき喋っとったんやったな……自分、名前は?」
顔を近づけて。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…そんな友達いた覚えがないんだけど」
[メイン] ??? : つつくとふわふわしていることがわかる
[メイン] ユリウス : 「皆……! ふわふわしてるぞ……!!」
[メイン] ノフト : 「ほんとか!? アタシも触っていいか!?」
[メイン]
シルバーファング :
「ん?そうだったのか?てっきりワシはこの中の誰かの友達だと思ってたぜ!」
はっはっは!とノリが軽いのか、楽しそうに笑いながら。
[メイン]
??? :
「ぼく?ぼくは【ほこり】だよ!」
チリにそう名乗る
[メイン] シルバーファング : ほほ~?本当じゃのう?もこもこじゃわい。と、ユリウスに合わせるように、ほこりを指で突っついてる。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…触って大丈夫なの?」
[メイン] ノフト : 「あんたほこりってのか! アタシはノフト!よくわからんねーけどよろしくな!」
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「わっ!?しゃ…喋るんだ…」
ふわふわした喋る生物に目を丸くする
[メイン] ノフト : ほこりを触って、その感触を確かめている
[メイン] ほこり : 「うん!よろしくね。ノフト!」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「すすす…スレッタ・マーキュリーです!よろしくお願いします!」
[メイン]
チリ :
「ほ〜、またストレート……ちゅうか、可愛らしい名前やな……」
「こっちゃチリちゃんや、よろしゅう。……って、チリやからってそういう意味やないからな!」
[メイン]
ユリウス :
「フッ……。自己紹介も前に触れてしまってすまないな。
ユリウスと呼んでくれ」
このふわふわした未知の生き物が琴線に触れてしまってツンツンしてる。
[メイン] ほこり : ふわふわと漂いながらそれぞれによろしく!と挨拶をして
[メイン]
シルバーファング :
「ファングじゃよ」
厳つい顔ながらにこやかに手を小さく振ってる。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…薬子イバラ、イバラでいいよ」
何かみんな名乗ったから名乗ってしまった
[メイン]
ノフト :
「それで…ここどこだ?」
辺りを見回す。先ほどまでは本屋にいたはずなのだが…
[メイン]
GM :
周りを見回すと、学習机、ランドセル、本棚…どうやら子供部屋のようです。
探索者のそばには、さっき開いた白い本が一冊落ちています。
[メイン] ほこり : 「ここは、椎名理央の心の中だよ」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……?」
[メイン] ノフト : 「……なんだって?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「こ、心の中…ですか?」
[メイン]
ノフト :
「心の中って、ファンタジーじゃねーんだから」
ハハハ、と笑いつつ
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…はい?」
何言ってるんだろうといった表情でほこりを見る
[メイン]
ほこり :
「驚くのも無理はないけど、でも本当なんだよ!」
そういって状況を説明する
[メイン]
ほこり :
・心は『思い出』と『感情』でできている。ここは子供時代の『思い出』。ぼくは『感情』。
・心の最深部に椎名理央がいる。『思い出』を辿ればたどり着く。
・他にも『感情』が沢山いるはずだが、見当たらない。
・ここ数か月、恐ろしい生き物が現れて『思い出』が壊されていく。原因は不明。
[メイン] ほこり : 「『思い出』を逃げ回って、怖くてこの部屋にずっと隠れてたんだ」
[メイン] ほこり : 「理央はぼくのことを忘れちゃったみたい。ぼくは何の『感情』なのかわからないの」
[メイン]
ユリウス :
「にわかには信じ難い状況だが……
君のような生物は、間違いなく現実にはあり得ないな」
ほこりとふわふわしていた手を止めて。
[メイン]
ノフト :
「思い出…? 感情…?」
眉根を寄せて悩まし気な顔をする
[メイン] ユリウス : 「全ての要素を鑑みれば、私たちはほこり君の言う奇妙な状況に巻き込まれてしまった……その事実を受け入れるしかなさそうだ」
[メイン]
チリ :
「……みたいやな、ほれ」
先ほど気づいて、スマホで理央に再度連絡を試みようとする。
[メイン] GM : 圏外になってますね
[メイン] シルバーファング : 「おーおー、こりゃ逃げ場なしってとこじゃな?」
[メイン] ノフト : 「うーん…不思議空間ってとこか」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ほ…本当だ…」
[メイン]
シルバーファング :
「そしてユリウスの言う通りじゃろうよ、チリちゃんが朗読してくれた、えーとなんじゃったか……」
ぽりぽりと頭の上を掻きながら。
[メイン]
チリ :
「えー……ちょい待ちぃな……」
「『これは、名前のない物語。──主人公、あなた』」
[メイン] シルバーファング : 「おーおーそれじゃ!ありがとよチリちゃん」
[メイン]
シルバーファング :
「なら、なっちまおうぜ?」
爺さんだというのに、悪ガキのような笑みを作り。
[メイン]
シルバーファング :
「主人公」
そして、はっはっはっは!と豪快に笑うのだった。
[メイン]
ノフト :
「主人公に?アタシたちが?
なんだよそれ…でもなんか面白そうだな」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「しゅ、主人公…ですか?」
[メイン]
ユリウス :
少し考え込んで、頷く。
「言い得て妙……やもしれませんね」
[メイン] チリ : 「どない意味ですか?ユリウスさん」
[メイン]
ユリウス :
「ここは理央の心の中で、そして数カ月前から異変が起きている。
ほこり君の言葉によるとそのようだ。
それが本当なら、理央には今何かの異変が起きている……そうは考えられないだろうか?」
[メイン]
ノフト :
「確かにな。思い出が壊されてるってのはどーゆーことだ?
そうすると理央はどうなっちまうんだ?」
[メイン] シルバーファング : 「あとほこりちゃんや」
[メイン] シルバーファング : 「戦うにも、ワシら武器がないぜ?」
[メイン] ユリウス : 「友人として、彼女の問題を解決するならば……それはまさに主人公かもしれない」
[メイン] ほこり : 「全部壊れちゃうと、理央が理央じゃなくなっちゃう」
[メイン] ほこり : 「そしてそうなったら、ぼくも消えてしまう」
[メイン] ノフト : 「そりゃ大変じゃねーか! すぐにでも助けに行かないと!」
[メイン] ほこり : 「戦わなくても大丈夫だよ。怪物の足は遅いから」
[メイン] チリ : 「せやせや、理央助けたいんはわかるけど気ぃ急きすぎや爺さん」
[メイン]
シルバーファング :
「な~んじゃ、主人公になるっちゅーもんだから
ほれ……さっき書店に並んでおった本……異世界なんちゃらみたいな
ああいうのを期待しておったけどのう~」
肩を竦め、のう?と賛同を求めるようにユリウスへ目線を。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「そうなんですね…分かりました!」
[メイン]
ユリウス :
「ひとまず、話題を整理しよう。
私が聞きたい点は2つ……
1.私たちはどうすれば帰れるのか
2.理央を助ける手立てはあるのか、だ」
[メイン] ユリウス : 実際は上手く英雄物語のようにはいかないものですよ、と笑みをファングに返し。
[メイン] ほこり : 「理央に頼めばきっと帰れるよ。『思い出』を辿れば、理央を助ける手段も見つかると思う」
[メイン] ユリウス : 「つまり……この世界を探れば、目的は自ずと達成されるというわけか」
[メイン]
ほこり :
「うん!」
嬉しそうにユリウスの周りをくるくる回る
[メイン] シルバーファング : 「ほほ~……相変わらず要点を纏めるのが上手いもんじゃ」
[メイン]
ユリウス :
「……皆、どうする? 私は彼の言葉を信じ、手を貸すつもりだ」
どの道、他に何の道標も無いのだから。
[メイン] ノフト : 「そうだなぁ…アタシにゃ他になーんにも思いつかねーし」
[メイン]
ユリウス :
ほこりを手の上で遊ばせる。
……現実の生き物でないとしても、興味深い生態!
[メイン]
ノフト :
「なにより、みんなと居りゃそれが一番安心で確かだろ。
アタシも手を貸すぜ!」
[メイン]
チリ :
「決まりやな。無茶なこと言いよるとも思うけど、こうなったらもう乗りかかった船やろ」
「……まあ、読んでしもて巻き込んだ責任もちょっとはあるしな……」
[メイン] チリ : とん、と一歩前に踏み出す。
[メイン] シルバーファング : 「はっはっは!気にすることはねぇぜ?」
[メイン]
シルバーファング :
「たまには老人も運動した方がええじゃろうよ
むしろありがてぇもんじゃわい!」
チリに、顔に皺を作りながら笑み作りつつ。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「………」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「わ…私も手伝います!」
[メイン]
チリ :
「あんがとさん。……まあ、あんたさんから老いみたいなもんを感じたこたありませんけどね……」
苦笑を返す
[メイン]
ユリウス :
「……フフ、聞くまでも無かったかな。
私たちは、彼女の……理央の友人なのだから」
[メイン]
チリ :
「……大丈夫か?」
イバラの方を心配そうにちらり、と。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「あっ…う…」
声をかけられどもってしまう
[メイン] ユリウス : ……答えは分かっている、とばかりにイバラの方を見やる。
[メイン]
チリ :
「あ……すまん、別に急かすつもりやないんや……」
弁明するようにイバラの方へ
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…そうじゃなくて」
[メイン] チリ : 「……」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : …なんでみんなこんな状況でそんなにあっさりと決断できるのよ
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : さっきチリが読んでしまった自分の責任って言ってたけど、それなら見つけた私の責任でもあるわけだし
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : それもあって、すぐに『わかった。協力する』なんて言えなくて
[メイン]
チリ :
「…………」
顔を下げるイバラの肩にぽん……と、そっと手を乗せる。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「……?」
チラッとチリの方を見て
[メイン]
チリ :
「……いや、なんというかな……うまく説明はできんのやけど……」
「…………何が正しいんか迷うんも、正常なことや……と思う。こんな急展開やし、不安に思わんでええ」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…チリ…」
[メイン]
チリ :
……ま、実際チリちゃんも自分の選択が合っとるかなんてこれっぽっちもわからんしな……なんて、冗談っぽく付け加えて。
「……やったら」
[メイン]
チリ :
「判断は後でええ。……それこそ、何が正しいんか見つける旅、ちゅうのも乙らしいしな……ただ、チリちゃん個人として」
「……良かったら、うちと一緒におってくれんやろか。」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…は?」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 前半はともかく、後半は盛ってんの?なんて思ってしまって
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : でもそれが自分に向けてくれたチリの優しさなんだと理解できたから
[メイン] チリ : 「……な、なんや!チリちゃんや不満か!?」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…そんなことはないけど」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…でも、チリが私に一緒にいて欲しいなら、いてあげてもいい」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 一人だけ行かないってワガママ言ってこの場に残りたくない気持ちもあるんだけど
[メイン] チリ : 「なっ……なんやそれ! もう……ズルいわぁ!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「いっつもからかうから、たまにはお返し!」
ニッと笑みを見せて
[メイン]
チリ :
「くはぁ……こらたまらんわ……」
ショックな手振りを見せながら、表情では笑って。
[メイン] チリ : 「……ほなまあ、そういうワケやから! 『思い出』ちゅうんから探せばええんよな!?」
[メイン] チリ : 誤魔化すように声を上げ、伝える。
[メイン] ほこり : 「うん!みんなありがとう。一緒に『思い出』を理央を探そう」
[メイン] ユリウス : 予見していたように笑い、頷く。
[メイン] シルバーファング : はっはっはっは!と微笑ましそうな顔をして、後ろで笑っている。
[メイン]
ユリウス :
「そうと決まれば──」
子供部屋を見渡し。
「まずは、この場から……だな」
[メイン] ノフト : 「応よ! 探しに行くぜ!」
[メイン]
ノフト :
「……ここに何があるんだろうな? とりあえず調べてみるしかないか?」
と無造作に学習机の引き出しを開けたりする
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「改めてよろしくね。ほこり!」
[メイン]
GM :
学習机…小学校の教科書が並んでいます。
鍵のかかった引き出しに「ヒント:鍵はセミが持ってるよ」と書いたメモが貼ってあります。
[メイン] ノフト : 「なんだこれ? セミ…?」
[メイン] ノフト : 「なーみんな、セミ見てねーか?セミ」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「セミ…ですか?」
[メイン] ノフト : 「なんかここのカギをセミが持ってるとか…」
[メイン]
チリ :
「部屋ん中やでノフト、あっても抜け殻くらいやろ……と、失礼しますよ」
言いながら一応ランドセルを開いてみる
[メイン] GM : ランドセル…作文用紙が入っています。宝物を探しに行く冒険物語が書かれており、主人公は武器を持って怪物に立ち向かい、勝利します。夢と希望にあふれた内容です。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「そうだよ。ここ家の中でしょ」
周囲見回して
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「あ、窓ある」
てててっとそっちの方に向かう
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 本棚確認しましょう
[メイン]
チリ :
「へぇ……理央、ちっちゃい頃から文才あったんやなぁ……って、こらこら」
イバラについていく
[メイン] GM : 小さな本棚に、シンデレラ、ウサギとカメ、赤ずきんちゃん、アリとキリギリス、桃太郎など絵本が並んでいます。
[メイン] GM : <図書館>を振れますね
[メイン] スレッタ・マーキュリー : しまった持ってない
[メイン] スレッタ・マーキュリー : アス高で代用できません?
[メイン] GM : どうぞ!
[メイン] スレッタ・マーキュリー : うわ!
[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=50 (1D100<=50) > 7 > スペシャル
[メイン] GM : 「アリとキリギリス」は元々「アリとセミ」というタイトルで、伝えられる過程で改変されたものだとわかります。
[メイン] GM : 窓…外を見ると荒れた街が広がっています。
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「そういえばありとキリギリスって…」
思い付いた事を伝えます
[メイン] ノフト : 「へ~! アリとセミっていうのか」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「そうなんだ…って、うわっ!?外見てよ」
[メイン] ユリウス : 「”セミ”か……ノフトの発見と関係があるのだろうか?」
[メイン] ユリウス : 「うむ? ……こ、この街の様子はなんだ!?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「外…?うわっ!?」
[メイン] チリ : 「うわ、なんじゃこら……こんな中探すことんなったら骨折れるで」
[メイン] シルバーファング : 「……ふぅ~む、これが『心の中』、か」
[メイン] シルバーファング : 白い眉を顰めながら、顎を触りつつ、外の光景を見て。
[メイン] GM : <目星>振れます
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ccb<=60 (1D100<=60) > 29 > 成功
[メイン] GM : 遠くにボロボロの服を着て、足を引きずって歩く男性を見つけます。
[メイン] GM : イバラは<幸運>どうぞ!
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ccb<=50 (1D100<=50) > 80 > 失敗
[メイン] GM : 男性が探索者に気付き振り向きます。しなびた顔、肌は青白い斑点が浮き出ており、胸には大きな穴が開いています。ゾンビのような男性を見たイバラはSANc(1/1d8)
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ccb<=50 (1D100<=50) > 75 > 失敗
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 1d8 (1D8) > 5
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ccb<=30 アイデア (1D100<=30) > 52 > 失敗
[メイン] system : [ 薬子イバラ(GMPC) ] SAN : 50 → 45
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 荒れ果てた風景を眺めていると動いている人?が見えた
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「誰かい…!?」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : それは人の形をしていたけど、人と呼べなくて
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 真っ青になって窓から目を離す
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「どっ…どうしたんですかイバラさん!?」
[メイン]
チリ :
「ちょい……!だ、大丈夫か!?」
慌てて身体を支える
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 首を左右にブンブンと振って「なんでもない、なんでもない」とだけスレッタに
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…大丈夫。ちょっと疲れてるだけだから」
支えてくれたことに感謝しつつ
[メイン]
ノフト :
「……なんかいたのか?
あ、いや…無理に思い出す必要はねーんだけど…」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : イバラが急にへたりこんだのでオロオロしている
[メイン]
ユリウス :
「(……バング殿、この光景の意味するところは……)」
混乱の中、冷静に窓の外を眺めていた老人に密かに声をかける。
[メイン]
シルバーファング :
「………………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ………。
[メイン] シルバーファング : 「わからん」
[メイン]
チリ :
「…………。……無理せんようにな、よう頑張ってくれとるしちょっと休んどき」
「……悪いけど、代わり頼めるやろかスレッタ」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「心配しないで、なにも見てないから」
理央さんの心の中に怪物がいるなんて口が裂けても言えなかった
[メイン]
ユリウス :
「(……成程)」
今のオーラは何だったんだ……!!
[メイン] チリ : ……そういやあ老眼つっとったな!
[メイン]
ノフト :
「何だったんだよ今の雰囲気は!」
シルバーファングに
[メイン]
シルバーファング :
「……しかし、あれじゃのう……ゆっくりしていられるような
時間は無さそうに思える、と言ったところか……」
顎を触りながら。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「あっ、はい、分かりました」
[メイン] シルバーファング : そして、本棚の方へと目を向けるも。
[メイン] シルバーファング : 「………ユリウス!」
[メイン] シルバーファング : ※老眼
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「うん、ありがとう。それじゃ少しだけ」
チリに言われたとおりその辺の椅子に腰掛けて休憩する
[メイン]
ユリウス :
「……はい。」
意図することを理解し、『アリとキリギリス』の一冊を抜き出す。
[メイン] ユリウス : 本の外装や中身まで読んで、何か気になる点はあるだろうか?
[メイン] GM : 本を開くと、中から小さな鍵が滑り落ちます。
[メイン] ユリウス : 「これは……鍵か。バング殿、見立ての通りのようです」
[メイン]
シルバーファング :
「うむ、よくぞ見つけてくれた」
厳格な表情で、こくりと頷く。大したことはしていない爺さんだが。
[メイン] ノフト : 「あー! セミってそういうことかぁ!」←INT6
[メイン] シルバーファング : 「………にしても、ユリウス、お主はどう見る?」
[メイン] シルバーファング : 「理央ちゃんは一体、何を伝えたいのじゃろうのう?」
[メイン]
チリ :
「お手柄やなあ、こんだけおるとちゃっちゃ終わるわ」
カラカラと笑いつつ
[メイン] ユリウス : 「……ここが心の世界と言うなら、ノフトやスレッタがヒントを手にし、私がこうして鍵を握っているように……まるで何かに導かれているようですね」
[メイン]
ユリウス :
「…………これも、理央の意志なのだろうか……」
考え込むようにしてから、ノフトに鍵を放る。
[メイン]
シルバーファング :
「……友であったとしても、心を通わせるということの
何たる難しいことよ、不出来な弟子を思い出すわい」
放り投げられる鍵を目で追いながら、ノフトへと視線をやり。
[メイン]
ノフト :
「…わかんね。でも、そうだと何か嬉しいな」
鍵をキャッチすると
[メイン] ノフト : 机の引き出しに鍵を差し込み、開けようとする
[メイン] GM : 小さな鍵で学習机の引き出しを開けると、本のページが出てきます。冒険物語の第1~3章のようで、それぞれの章は『第1章:湖の住人 第2章:崩壊する奴隷 第3章:ヘビのひげ』となっています。架空の怪物について書かれたおどろおどろしい内容です。
[メイン] GM : <クトゥルフ神話>を振れますね
[メイン] ノフト : 流石に持ってねーな
[メイン] ノフト : 「………これは、本の続きか?」
[メイン] ノフト : ペラペラと捲り、軽く目を通す
[メイン] チリ : 「……なるほど。ちょうど、この本の……ここか」
[メイン] チリ : 白い本を拾い上げ、先ほど読み上げたページとその先あたりを開く。
[メイン] ノフト : 「…んー、なんかこえーな。怪物…についてみたいだけど」
[メイン]
ノフト :
「お、確かにそんな感じだな」
その頁を合わせてみる
[メイン] GM : 白い本を開くと、『これは、名前のない物語。』『主人公』『あなた』以降のページが無くなっています。
[メイン] GM : ページを合わせると、白い本がきらきら輝き、ページがピッタリくっつきました。これで四分の一が元通りになりました。
[メイン] チリ : 「お!」
[メイン] ユリウス : 「本が……復元された……!?」
[メイン] ノフト : 「不思議だな…この世界自体色々不思議だけど」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…本当?」
椅子から立ち上がり、白い本を見ようと近づく
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「おおっ!?」
[メイン] GM : 本の一部が復元されると、視界がぐにゃりと歪み、「キーンコーンカーンコーン…」とチャイムの音が聞こえます。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 気がつくと、そこは学校の教室でした。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「こ、今度は学校…?」
[メイン]
シルバーファング :
「…………ふむ」
腰を曲げた姿勢のまま、辺りを見渡しながら。
[メイン] シルバーファング : 「順を追っていっておるのう」
[メイン]
ユリウス :
「……! 先は『子供時代』。
そして、今は言わば『学生時代』ということですか」
[メイン]
チリ :
「なんやなんや、まだ寝足りんのかチリちゃん! ……自分ら平気か?」
がばりと起き上がり、周囲の面々を確認。
[メイン] シルバーファング : ユリウスの言葉に、うむ。と頷き。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…学校?」
[メイン]
シルバーファング :
「……あの引き出しにあった、悍ましい内容
あれをいかにして、理央ちゃんが知ったのか」
[メイン] シルバーファング : 「おそらくは、このまま時を昇ってゆけば……分かるやもしれん」
[メイン]
チリ :
「現状、そうしていくしかないやろな……」
「……ん? そういやあいつどこ行った? ほこりー?」
[メイン] ノフト : 「なるほど…このまま追っていけば……か」
[メイン]
ほこり :
「呼んだ~?」
ふわふわとその場に漂っている
[メイン]
チリ :
「お、無事そうで何よりやな」
「ほこり、ここんついて何か知っとる? 危険そうやったりせんか?」
[メイン] ほこり : 「う~ん。理央の『思い出』のひとつだと思うけど…」
[メイン] GM : ほこりがそうつぶやくと、教室内にカツカツと鉛筆を走らせる音が響く。
[メイン] GM : 気がつけば、いつの間にか30人ほどの生徒たちが、机に頭がすれるほどうつむいて問題を解いています。
[メイン]
教師 :
「ほらそこ!ぼーっとしてないで、テストをやりなさい」
探索者たちに空いてる一番後ろの席に座るように促すと、テスト用紙を配ります
[メイン]
ノフト :
「え…? あ…はい…?」
つい促されるまま席に座ってしまう
[メイン]
チリ :
「うぇ!? ちょ、ちょい……チリちゃんはやな……!」
状況を説明しようとするも、流される形で席に着く
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…意味分かんない」
促されるまま着席しつつ
[メイン] ユリウス : 素早く視線を走らせる。不気味な生徒の面々に背筋に寒気を覚え、ここで事を荒立てるよりも様子を静観するべきだと判断して静かに着席する。
[メイン]
ノフト :
「ったく仕方ねーなぁ」
とテスト問題に目を通してみる
[メイン]
教師 :
「全問正解者には、これをあげます」
白い本のページをヒラヒラさせている
[メイン] ノフト : 「なにっ!?」
[メイン] チリ : 「なんやてぇ!?」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「あっ、あれって」
[メイン] ユリウス : 「……『思い出』を移動する切っ掛け、欠けたページ……」
[メイン]
シルバーファング :
「うむ!頑張るのじゃぞ!」
ファングはというと……教師の隣、教卓のところに立っていた。
[メイン]
ノフト :
「……じいさんは何してんだよ」
テスト用紙越しにジト目
[メイン]
教師 :
「あなたも解くんですよ」
シルバーファングにチョークを投げつける
[メイン] GM : <回避>か<DEX×5>失敗で耐久力-1。
[メイン] シルバーファング : ccb<=99 流水岩砕拳 (1D100<=99) > 86 > 成功
[メイン] シルバーファング : 二本指でチョークを受け止め。
[メイン]
シルバーファング :
「何を言うとるんじゃ、ワシはほれ、あれじゃないか
ここに来たばかりの、非常勤講師の、あれじゃ、体育の教師じゃないか」
[メイン] チリ : 「……ええけど、そんなトコでサボったりするようなんが主人公なれますかねぇ〜?」
[メイン] シルバーファング : 信用で信じ込ませることできる?
[メイン] GM : クリなら
[メイン] シルバーファング : ccb<=86 信用 (1D100<=86) > 59 > 成功
[メイン] スレッタ・マーキュリー : おしい
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「何やってるのよ…」
[メイン]
教師 :
「いいから席に着きなさい。また投げますよ?」
チョークを構えて
[メイン]
シルバーファング :
「はっはっは!ジョークじゃよジョーク」
と言いつつも、教卓の方へ目をやり。
[メイン] シルバーファング : 答え書いてある紙、置いてたりせん?
[メイン] GM : <目星>-30で
[メイン] シルバーファング : ccb<=95-30 武術家の直観 (1D100<=65) > 56 > 成功
[メイン] GM : バングは答えが書かれた紙を見つけます
[メイン] GM : 探索者は真面目に問題を解くか、教師の目を盗んでカンニングするか、寝るか選ぶことができます(全部やっても構いません)。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……
[メイン] シルバーファング : 席に戻る前に答え書いてある紙、手先の早業で気づかれないように盗んでええ?
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 寝るか…
[メイン] ノフト : ccb<=30 知力代替アイデア (1D100<=30) > 21 > 成功
[メイン] ノフト : なにっ寝れない
[メイン] GM : 盗むのどうぞ!
[メイン] シルバーファング : ccb<=99 流水岩砕拳 (1D100<=99) > 28 > 成功
[メイン]
チリ :
チリちゃんこう見えて面接官もやっとるんやで
真面目に解かんと筋が立たんやろ…
[メイン] シルバーファング : 気付かれないように、その紙を盗み、のろのろと指定された席へと戻る途中……。
[メイン] シルバーファング : 眠るスレッタの腕の中に……。
[メイン] シルバーファング : ccb<=99 流水岩砕拳 (1D100<=99) > 17 > スペシャル
[メイン] シルバーファング : 何かを、入れた。
[メイン]
ユリウス :
私の推測が正しければ、所詮学生レベルの問題しか出ないはずだ……
真っ向から受けて立とうッ!
[メイン] ノフト : カンニングするしかねぇ!
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 最初から真面目に解くつもりだった
[メイン] シルバーファング : そしてワシは席に座って、うたたねするぞ
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : だけどINT6
[メイン] スレッタ・マーキュリー : ccb<=55 あいであ (1D100<=55) > 9 > スペシャル
[メイン] ノフト : ccb<=90 カンニング目星 (1D100<=90) > 75 > 成功
[メイン] ノフト : ccb<=50 カンニング幸運 (1D100<=50) > 76 > 失敗
[メイン]
教師 :
「こら!そこ!何やってる!」
ノフトにチョークを投げつける
[メイン] ノフト : ぐいーっと首を伸ばして隣の席の解答を覗き込もうと…
[メイン] ノフト : 「ぐぁっ!?」
[メイン] GM : <回避>か<DEX×5>失敗で耐久力-1。
[メイン] チリ : (アホか!?)
[メイン] ノフト : ccb<=75 DEX*5 (1D100<=75) > 95 > 失敗
[メイン] system : [ ノフト ] HP : 7 → 6
[メイン] ノフト : 「痛い!」
[メイン] ユリウス : 「──あのチョークの威力、3発受ければ生死に関わるぞ!気を付けろ!」
[メイン] GM : 眠ったスレッタとバングは夢を見ます
[メイン] GM : 探索者は真っ白な分厚い本を片手に、深い闇の中をふらふらと歩いています。行き止まりはレンガの壁。その向こう側にいる神様に会いに行くのです。
[メイン] GM : 本をめくり、そこに書いてある神様の名前を呼ぼうとすると、後ろから理央の声がします。
[メイン] : 「よんじゃだめ!!」
[メイン] GM : …そこで教師に頭を軽くたたかれて目を覚まします。不気味な夢にSANc(0/1)
[メイン] シルバーファング : 1d100<=50 SANc (1D100<=50) > 75 > 失敗
[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=20 (1D100<=20) > 23 > 失敗
[メイン] system : [ シルバーファング ] SAN : 50 → 49
[雑談] system : [ スレッタ・マーキュリー ] SAN : 20 → 19
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……ふえっ?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 起こされるも…
[メイン] スレッタ・マーキュリー : そのまま寝落ちる…
[メイン] GM : では真面目に解く組
[メイン]
GM :
【国語テスト】
問題:小学校~中学校国語の、以下のセリフ・描写が出てくる物語のタイトルを書け。
①「天までとどけ、一、二、三。」
②「一ぺん転べば三年で、十ぺん転べば三十年。百ぺん転べば三百年。」
③「ごん、お前だったのか。いつもくりをくれたのは。」
④その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。
⑤嗤(わら)ってくれ。詩人に成りそこなって虎になった哀れな男を。
[メイン] GM : <知識>や<アイデア>、<幸運>で思い出すことができるかもしれません。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : …わかんない
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ccb<=50 幸運 (1D100<=50) > 67 > 失敗
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : …わかんない
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 頭を抱えている
[メイン] ユリウス : …………技能1回成功で答え全オープン?1問だけわかる?
[メイン] GM : choice 全部 1個 2個 (choice 全部 1個 2個) > 1個
[メイン] チリ : カラン、と鉛筆を置いて一呼吸。
[メイン] ユリウス : じゃあ……2回振るか……!!
[メイン] ユリウス : 研究者で振っていい?
[メイン] GM : どうぞ!
[メイン] ユリウス : うわあり!!
[メイン] ユリウス : x2 ccb<=90 #1 (1D100<=90) > 38 > 成功 #2 (1D100<=90) > 59 > 成功
[メイン] チリ : (イバラにも教えてやりたいけど……こればっかりはな……)
[メイン]
ユリウス :
鉛筆と紙面が擦れる音を響かせる。
勝利を確信して、口角を吊り上げ──
仮に満点で無かった時にはユリウスの精神は崩壊し、SANc1d10/1d100を行うことになるだろう。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 遠くを見つめている
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
①未回答
②三年寝太郎
③ごんぎつね
④竹取物語
⑤山月記
[メイン] 教師 : 「ではそれまで!」
[メイン] 教師 : テスト用紙を回収し、採点を始める
[メイン]
ユリウス :
その間──
空気に満ちていた緊張が解け、辺りはゆっくりと賑やかさを取り戻しつつあった。
[メイン]
ユリウス :
「……バング殿。また、無茶な真似をしたものですね」
僅かな間に、先ほど教壇の上で大立ち回りをした老人……バングの元へ足を運ぶ。
[メイン]
シルバーファング :
「はっはっはっはっは!」
頭にたんこぶができた状態ながらも、豪快に笑う白髪の老人。
[メイン] シルバーファング : 「いやはや、"見えて"おったか、ユリウス」
[メイン]
ノフト :
「何してたんだよじいさんは…」
カンニングに失敗し、同じくたんこぶを作った状態で
[メイン]
ユリウス :
「辛うじて目で追えただけです。
まあ、ただ混乱を招くような行いはすまいと……その推測も重ねて注視してようやくでしたよ」
笑みを漏らし。
[メイン]
ユリウス :
「カンニングに、答案の盗難……いつもこんなことを?」
二つのたんこぶを相互に見ながら。
[メイン]
シルバーファング :
「はっはっは、いやぁ……こうして、学び舎の光景を見てのう」
改めて、この教室内を見渡しながら。
[メイン]
シルバーファング :
「つい、若い頃の血が騒いじまったってやつだぜ」
ユリウスとノフトにピースサイン。
[メイン]
ノフト :
「アタシはわかんなかったから他の人の見ようとしただけだし…
って答案の盗難って…まさかあの瞬間に盗んだのかよ!?」
[メイン]
シルバーファング :
「はっはっは!まぁ、そんなとこじゃ!
ワシが若い頃はのう~、暴力が大好きで、荒くれ者で~、くどくどくど」
老人の長話が始まりつつも。
[メイン] シルバーファング : ふと、宙に浮かぶ、ある存在を見て。
[メイン]
ユリウス :
「(あまり見習うんじゃないぞノフト……!)」
こっそり
[メイン]
シルバーファング :
「………あっ、ほこりちゃんがおるじゃないか
ほこりちゃんに助けてもらった方が、早かったな!」
[メイン] シルバーファング : そうだそうだと、何故か納得したような顔で、掌にポン、と拳を置きつつ。
[メイン] ノフト : 「(…見習いたくてもマネできねーよ……)」
[メイン]
ユリウス :
「不正に巻き込もうとするのはやめていただきたい!
いやいや、すまないね。バング殿は少し愉快すぎるきらいがあって……」
ほこりに顔を向けて。
[メイン] ほこり : 「でもここは理央の『思い出』だから、きっと理央も寝たりカンニングしたりしてたんじゃないかな」
[メイン] ほこり : 「ぼくは手足がないから言葉で助けることしかできなかったよ。問題は見てもわからなかったけど…」
[メイン]
シルバーファング :
「はっはっは!良い心構えじゃあないか、子どもというのは
そのくらいの自由さがあった方が良かろうて!」
愉快そうに笑いながら。
[メイン]
ノフト :
「理央もそんなことしてたんだなぁ…」
妙に親近感──ノフトはカンニングしかしてないのだが──を感じつつ
[メイン] ユリウス : 「……君は理央の一部だったらしいが、記憶や人格は深く共有してないようだね。改めて考えても興味深いな……」
[メイン]
シルバーファング :
「………ふむ、それにしても寝る……か」
ユリウスが興味津々にほこりを見つめている時
ファングはふと、顎に手をやりながら、眉を少し顰め。
[メイン]
シルバーファング :
「のう、そういえばワシ、さっき寝とった時に
少し変なものを見たのじゃが……お主らに、ちとどう思うか聞いてみたいのう」
[メイン]
シルバーファング :
ユリウス、ノフト、そしてほこりの顔ぶれを順々に見ながら
そして─────ファングは語る。
[メイン]
シルバーファング :
自分なのか、それとも自分ではないのか、分からない空間で
ただ暗闇の中を歩いていき─────そして、眼前には、大きな障壁。
[メイン] シルバーファング : その時、ファングは予感した。
[メイン] シルバーファング : (え、これ、やばくはないか?)
[メイン]
シルバーファング :
しかし、動きは止められず、手に持った分厚い方を開き
─────"その名前"を口にしようと、唇を動かした時に。
[メイン] シルバーファング : 「……って時に、理央ちゃんが後ろから止めてくれたわけなんじゃ」
[メイン]
シルバーファング :
「いやはや、実に奇妙な夢というか
そもそもワシ、普段はあんまり夢を覚えておらんものじゃし
中々貴重な体験をしたのう、はっはっはっは!」
[メイン]
ユリウス :
「ふむ……」
呵々と笑う老人とは逆に、深く考え込む顔を見せ。
「ノフト、どう考える?」
[メイン]
ノフト :
「何なんだろうな…
……じいさんがヤバイって感じるほどのものに理央が巻き込まれてるのかもしれない」
[メイン]
ユリウス :
「そうだな。夢とは言え……この奇妙な空間の中だ、むしろ”直感”や”第六感”。
あるいは”メッセージ”か……少なくとも、ただの夢と切り捨てるには難しい」
[メイン] シルバーファング : ほう?と、興味深そうな目線をユリウスに送り。
[メイン]
ノフト :
「……そうだとすると、本当に理央はヤバイ状況なのかもしんねーな…」
少し考え込むように、顔を伏せ
[メイン]
シルバーファング :
「そうかもしれんのう、ここは理央の心の中
そしてワシが見たものはもしや、"潜在意識"かもしれん
……とは言うが、正直なところな~んも掴めんぜ」
[メイン] シルバーファング : 肩を竦めながら。
[メイン]
シルバーファング :
「…………ん?心の中……メッセージ……」
ふと何か、引っかかったような顔になり。
ちらりと、ほこりの方を見て、そしてユリウスの方へと視線を戻す。
[メイン]
ユリウス :
「む?」
視線を返して。
[メイン] シルバーファング : 「いや、ほれ、何も分からんなら、もう聞いちゃえばいいんじゃね?」
[メイン] シルバーファング : クイ、と顎をほこりの方を指しながら。
[メイン]
ユリウス :
はっ、とした顔になり。
……思えば、彼に尋ねたのは突然この空間に召喚された、慌ただしい状況の中でだ。もう少し話を聞いてもいいかもしれない……
[メイン]
ユリウス :
「……ほこり君、私たちやこの状況、そして理央についてこれ以上何も分からないのだろうか? 少しでもヒントが欲しい。
例えば、君が今までどう過ごしていたか……でも構わない」
[メイン]
ほこり :
「ぼくがわかることは、出会った時に話したことが全てだよ」
「あとは、理央の『思い出』がどの時点のものか…くらい」
[メイン] シルバーファング : ふぅ~む……と悩ましげな表情になり、首を捻る。
[メイン] ほこり : 「ごめんね。せめてぼくが何の感情かを思い出せれば、もっと力になれるかもしれないんだけど」
[メイン]
ユリウス :
「そうだな……なら、君が今感じていることでもいいさ。
君が感情なら、何を感じているかが大きな手掛かりになるかもしれない」
[メイン]
ユリウス :
「理央が危機に晒されている現状、
私たちがここに現れたという事態。そして、蔓延るという怪物たち……
それを見て、何を思った?」
[メイン]
ユリウス :
──あるいは、こんなことを聞いても仕方がないかもしれない。
ただ、一つの人格を持った”彼”が目の前にいるのだ。お話くらいはしてもいいだろう。
[メイン] ほこり : 「…ぼくは…理央を探して欲しい。理央の友達の君たちなら、きっと見つけてくれるってそう思った」
[メイン]
シルバーファング :
「さすが、理央ちゃんの感情だのう~?」
くくくと笑いながら、ユリウスとノフトの二人を見て。
[メイン] シルバーファング : 「"優しさ"の塊じゃ、ほこりちゃんは」
[メイン]
ユリウス :
「……フ」
つられるように口元を歪ませ。
[メイン] ノフト : 「……ああ、そうだな」
[メイン]
ユリウス :
「ええ。これが理央の感情から来るものでも、”ほこり”という一つの人格から来るものでも。どうやら、悪い感情ではなさそうだね……君は」
[メイン]
ほこり :
「…えへへ」
褒められて嬉しそうにふわりふわりとその場に舞う
[メイン]
ユリウス :
「……ノフト、大丈夫か?」
ほこりをモフりつつ。
難しい顔を浮かべた後、いつもより語気の弱まった彼女を見る。
[メイン]
ノフト :
「……いや、理央が大丈夫か心配になってたけど…」
考え込んでた顔を上げ
[メイン]
ノフト :
「こんな”ほこり”がまだ残ってるってことは、理央はきっとまだ大丈夫だな」
自分に言い聞かせるように
[メイン] シルバーファング : 「─────のう、ノフトよ」
[メイン] シルバーファング : 腰を曲げたままの姿勢で、ノフトへと視線をやり。
[メイン] ノフト : 「なんだ? じいさん」
[メイン]
シルバーファング :
「お主~、ほれ、喫茶店で、武器をくれるなら剣がほしいとか
言うとったじゃろ?」
[メイン]
シルバーファング :
「実際ワシも、武力があればある程度は人を助けるのに
困ることはねぇとは思っとるが」
[メイン] シルバーファング : 「─────理央ちゃんに関しては、多分じゃが……"別"だぜ?」
[メイン] ユリウス : 「……!」
[メイン] シルバーファング : 「理央ちゃんが抱え込んでおる闇は、ワシらの想像以上に深いやもしれん」
[メイン] シルバーファング : 老いぼれた、灰色の瞳を真っ直ぐ、ノフトへと向ける。
[メイン]
シルバーファング :
─────そもそもあの夢は何だったのか、見当がつくことはないが
しかし、ページに、そしてあの壁の向こうから感じ取った強大な"圧"。
[メイン] ノフト : 「……理央の抱えてる、闇…」
[メイン] シルバーファング : それらはもう既に、"武力"のみで解決することが不可能であることを示している。
[メイン]
シルバーファング :
「ノフトがさっき言うとった通り、"ヤバイ"ものに理央ちゃんは
巻き込まれておる、その上でお主は」
[メイン] シルバーファング : 「理央ちゃんを救いたいと願うか?」
[メイン] ノフト : 「もちろんだ!」
[メイン]
ノフト :
「理央はアタシたちの友達だもんな。こんなこと、悩むまでもなかった」
自身の腕をガシッと掴んで、勇敢に笑い
[メイン]
ノフト :
「夢の中ですら助けに来るお人好しの理央のことだ。アタシたちがくよくよしてたら余計心配かけちまう。
だったら…さっさと助けに行く!」
[メイン] シルバーファング : ─────小さな体の中、その奥に燃える。
[メイン] シルバーファング : "黄金"の輝きを"視た"。
[メイン] シルバーファング : 「……とんだ、大きなお世話だったようじゃのう~」
[メイン]
シルバーファング :
「ああ、そうじゃ
年寄りよりも先に逝くなんて、絶対に許さねーぜ」
かかか!と愉快そうに笑いながら。
[メイン] シルバーファング : 「もちろん、お主達もじゃがな」
[メイン] ユリウス : 「悩まない、か。強いな……君は……」
[メイン]
シルバーファング :
「ワシはできる限りこの空間に意識を集中させる
─────お主達は、お主達のしたいことを突っ走ると、ええぜ」
[メイン] シルバーファング : ニヤリ、とノフトとユリウスの二人を見て、口角を上げる。
[メイン] ノフト : 「それは……恩に着るぜ、じいさん」
[メイン] シルバーファング : ─────未来は、若者が作るもんじゃしな。
[メイン]
ユリウス :
「……分かりました。私も悩みは抱きません」
この好々爺の心強い気遣いに感謝の念には堪えなかったが、敢えて礼の言葉は言わなかった。恐らく、この方も望んではいるまい。
[メイン] ノフト : 「ああ。アタシは最後まで突っ走るぜ」
[メイン] ノフト : そして、空を見上げて、理央に宣誓するように
[メイン] ノフト : 「あんま心配すんなよ、理央。 なんたってアタシたちが揃えば無敵だかんな!」
[メイン] 教師 : ノフトがそう宣言したと同時に採点が終わったようで、あなた達の元へと教師が歩いてくる。
[メイン]
教師 :
「まずは、ファングさん、ノフトさん、スレッタさん」
「君たちはもっと頑張りなさい」
赤字で×しか書かれてていない答案用紙を渡しながら
[メイン] シルバーファング : (´・ω・`)
[メイン] ノフト : 「……………」
[メイン] ノフト : 宣誓した端から、テストが0点である
[メイン]
教師 :
「…スレッタさんは起きていますか?」
机に突っ伏しているスレッタに声をかける
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…ふぁい?」
[メイン]
教師 :
「…もっと頑張りましょうね」
半分諦めにも似た視線を向けながら
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……あっ」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : しまったと頭を抱えている
[メイン] 教師 : はぁ…とため息を吐き、次はイバラの元へ
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : あっ…次は私か…ドキドキ
[メイン]
教師 :
「どうぞ」
答案用紙を渡す
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
渡された答案用紙を見て
5問中3問正解…コメントに困るやつだ
[メイン]
教師 :
「………」
無言でユリウスとチリの方へ
[メイン]
チリ :
「なっはっは、しゃーないしゃーない! よう頑張ったやろ」
後ろから覗き込むようにして
[メイン] ユリウス : む、と顔を上げる。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「うっ、うっさい。ちゃんと事前に勉強してたら満点取れたんだから!」
そう負け惜しみを言いながら
「…それより、チリの方はどうなのよ」
[メイン]
教師 :
「君たちはよく勉強をしているようだね」
ユリウスとチリに花丸のついた答案用紙を手渡す
[メイン]
教師 :
「よくできました。これはご褒美です」
そう言って白いページも一緒に渡す
[メイン]
ユリウス :
流石に、学生に負けるわけにはいかないからな……!!
内心で大きく息をつきながら。
[メイン]
チリ :
「あんがとさん。ま、これでも地元やと天才美人で通っとるからな」
ページをユリウスの方に任せつつ
[メイン]
ユリウス :
「おや、やるじゃないか。フフフ……イバラに勉強を教えてあげたらどうだ?」
ページを受け取り。
[メイン] ノフト : 「ほ、ほらな! アタシは無理でもチリとユリウスがいりゃ頭脳面はカンペキだぜ!」
[メイン]
チリ :
「やってさ、どうやイバラ?」
ニコニコとイバラの方を振り返って
[メイン]
チリ :
「……んまぁ、点数もそうやけど……なんより、イバラが前向いて自分ん力で頑張ったっちゅう事実が大事やと思うけどな。偉い偉い、チリちゃんそういうん好きやで」
極めて真面目な表情で返す。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
素直にお願いする→負けた気がする
反抗する→負けた気がする
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「あ、う…」
言葉にならない声が漏れる
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「か、考えとく」
[メイン] チリ : 「なっはは、そかそか! いつでもウェルカムや」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ふん。っとそっぽを向いて
[メイン] チリ : かーわい、と心の中で呟きつつ。
[メイン]
チリ :
そういや、さっきの部屋も鍵は童話、こっちゃ国語の教科書の物語文やったか。
ここが理央の心内やら、潜在意識っちゅうんなら……そんだけ理央にとって"本"やら"物語"やらいうもんが理央の大部分を占めとる……ことになるんやろか?
[メイン]
チリ :
(……そんにしても、夢やら闇やら……正直、今んとこそこまで危険そうなもんは見当たらんけど……チリちゃんもそろそろ気ィ引き締めた方がええかね……)
と、安心して試験後の談話に花を咲かせるほこりたちの方を一瞥し。
[メイン] チリ : 「お疲れさん、本こっちやで〜」
[メイン] GM : 白い本がきらきら輝き、第4~6章のページがピッタリくっつきました。これで半分元通りになりました。それぞれの章は『第4章:迷路の神とその雛(ひな) 第5章:ネメシス 第6章:ムーンレンズの守護者』となっています。
[メイン] GM : <クトゥルフ神話>を振れますね
[メイン] チリ : チリちゃん手持ちにそんな物騒なもんないわ!
[メイン] GM : でしょうね
[メイン]
教師 :
教室の後ろのドアを開けて
「さあ、物語の続きを探しに行っておいで」
[メイン] 教師 : そう言って探索者の背中を優しく押します。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 教室から出ると、探索者は騒がしいオフィスの真ん中に立っていました。
[メイン] GM : パソコンで作業する人、電話対応する人、書類の束を持って歩く人、皆忙しそうです。
[メイン] ほこり : 「ここは会社の『思い出』だね」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「今度は会社か…」
[メイン]
ノフト :
「ふーん、何か忙しそうな場所だな」
と辺りを見回し
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「何かいきなり時間飛びましたね…」
辺りを見渡す
[メイン] チリ : 「せやなぁ…ここでもなんか探し物すればええんやろかね」
[メイン] ユリウス : 「ふむ……」
[メイン] 社員 : あなた達の姿を見て、書類の束を持った社員が「誰かお探しですか?」と聞いてきます。
[メイン] ノフト : 「えと…椎名理央って人を探してて…」
[メイン] 社員 : 「椎名さん?ああ、最近辞めましたよ」と空席を指さします。
[メイン] ノフト : 「辞めた…?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……えっ?」
[メイン] GM : 対人技能かRPで詳しく話を聞けますね
[メイン] ノフト : 「んと、何で辞めたか知ってるか…じゃなかった、知ってますか?」
[メイン] チリ : 「……我々、彼女に火急の用があってこちらに参った次第です。アポも無しに恐縮ですが……詳しくご説明願えないでしょうか」
[メイン] チリ : ccb<=75 説得 (1D100<=75) > 74 > 成功
[メイン] 社員 : 「…そうなんですね。わかりました」
[メイン] 社員 : 「えーっと、よくわかりませんが黙示録?を書くと言っていたかな」
[メイン] 社員 : 「優しいけれど芯のあるいい人でした。でも辞める直前は何だかピリピリしていて、無気力な感じがしました」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 理央さんからメールをもらった時には無気力な感じはしなかったけど…
[メイン]
ノフト :
「黙示録…?」
なんだか不穏な響きに、眉根を寄せて
[メイン] チリ : (……似合わんな。チリちゃんの覚えやと……理央の書くんはファンタジー小説、それも夢と希望に溢れた話ばっかりやったはずや)
[メイン]
ノフト :
「うーん…」
優しいけど芯のある。その人物像は自分が知っている理央と一致する。
それだけに気にかかるのは、無気力そうだったということ
[メイン] ユリウス : (現実の彼女にも、異変が顕れていたのだろうか……? ……もっと早く、気付くことが出来ていれば)
[メイン]
シルバーファング :
「ちなみに、理央ちゃんがおったデスクはどこじゃ~?」
腰をトントンと叩きながら。
[メイン]
社員 :
「向こうの席ですよ」
先ほどと同じく空席を指差して
[メイン] シルバーファング : 周囲への警戒を配りつつも。
[メイン] シルバーファング : 「お、ありがてぇぜ、忙しい時にすまんのう~」
[メイン]
ノフト :
「ちょっと見てみてもいいか…いいですか?
あの…その…」
[メイン] シルバーファング : ほれ。と5人に目線を送る。
[メイン] ノフト : 言い訳を思いつかず言葉に詰まる
[メイン] 社員 : 「ええ。かまいませんよ」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : わざわざ居ない時間に来たのは意味があるのかも…?と思い机を見る
[メイン] GM : 空席には、本のページと個包装のお菓子がおいてあり、メッセージカードに『お世話になりました 椎名理央』と書いてあります。
[メイン] チリ : (……流石、こういうんは聡いな。理央の去った後のこん空間で意味があるとすれば、そこくらいのはずや)
[メイン]
ユリウス :
「……そう言ったことは、大人に任せればいいさ。
やろうと思ったことをやってくれ」
言葉に詰まったノフトに思わず笑ってしまいながら、背を手で押しつつ。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : お菓子を見ます
[メイン]
ノフト :
「お、おう…!」
スレッタが見つけた、頁を手に取る
[メイン] GM : 1d100 美味しさくらいのお菓子 (1D100) > 7
[メイン]
ノフト :
ま
ず
ま
ず
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
マ
ズ
マ
ズ
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 手に取って見たお菓子は目に見える程まずそうだった
[メイン] GM : 白い本がきらきら輝き、第7~9章のページがピッタリくっつきました。これで四分の三が元通りになりました。それぞれの章は『第7章:寄生する昆虫 第8章:植物の悪夢 第9章:ヴェールをはぎ取るもの』となっています。
[メイン] GM : <クトゥルフ神話>を振れますね
[メイン] ノフト : 振らない
[メイン] GM : でしょうね
[メイン] ノフト : 「『思い出』の世界なんだろ? それで、こんな思い出がどうして…?」
[メイン] ノフト : 不穏さを増す世界に眉を顰め
[メイン] ほこり : 「ぼくにもわからない。だけど、理央にとっては重要なことだったのかも」
[メイン]
ノフト :
「重要か…」
確かに、会社を辞めて書く仕事に就くという人生の転換点は重要かもしれないが
拭いきれない違和感をどうしても感じてしまう
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「会社を辞めることが、大切な思い出だったのかな…」
この前のランチの時に見た理央さんからはそんなことを思っている感じはしなかった…けど
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……あの~ちょっといいですか?」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…?」
スレッタの方を見て
[メイン] チリ : 「どないした?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「いえ、なんかうまく言えないんですけど…」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「これって…”悪い思い出”なんじゃ…」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「そっか。ここは心の世界で『思い出』と『感情』でできてるって、さっきほこりも言ってたね」
スレッタにうんうんとうなずいて
[メイン]
ノフト :
「悪い思い出…か。
何も良い思い出だけじゃねーもんな…」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「はい…それにさっきから出合う場面がどうも憂鬱な物ばかりで…」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「行く前の学校とか…テストの最中とか…」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「それに、退社した思い出…」
[メイン] ユリウス : 「……”悪い思い出”が表に出るような状態……ということか」
[メイン] チリ : 「……なるほどな。言われてみれば……なんかで表彰された時とか、どっかへ旅行行った時とか、ええ思い出言われてすぐに浮かぶもんはもっとありそうなもんや」
[メイン] ユリウス : 「ここに来るまで、ほこり君の言っていた『感情』は見当たらずこのような思い出ばかりが続く……思っていたより、状況は悪いものになっているのかもしれない」
[メイン] シルバーファング : 「ユリウスよ」
[メイン] シルバーファング : 会社内にあるトイレから出てくる。ハンカチで手を拭きながら。
[メイン]
チリ :
「…………」
ほこりの言いよった『思い出が壊されていく』ちゅうんは、そういう意味か。
[メイン]
ユリウス :
「バング殿」
どこから出てきているんですか?
[メイン]
シルバーファング :
「"感情"が見当たらない、というのは確かにその通りじゃろう
じゃが、そもそもじゃ─────」
ぷかぷかと浮かぶ、ほこりをちらりと見て。
[メイン]
シルバーファング :
「こうして"埃"被ってしまったということは
これらの、"悪い思い出"の中で"感情"が失われていった
と捉えることもできるじゃろう?」
[メイン]
シルバーファング :
「ワシはテストで0点しか取れんが
お主なら、な~にか分かったりとかするんじゃないかのう~」
[メイン]
シルバーファング :
かかか!と笑いながら、スレッタが食べてるクソ不味いお菓子を見て。
「あ、それワシにも一個ちょうだい」とおねだりしてる。
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「え?あっはい」
1つと言わず全部渡した
自分で食べる度胸は無かった
[メイン]
シルバーファング :
ありがたいのう~!と受け取り、全部丸ごと食べて。
また、トイレへと向かうのだった。
[メイン]
ユリウス :
「バング殿……」
他の感情が褪せていくような中でも残る唯一のもの。
ほこりに一度目を向け。
[メイン] ノフト : 「そんなに不味いのか…」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 自由すぎるでしょ…呆れた顔で見ながら
[メイン]
ユリウス :
「あるいは君こそが理央の最も大事にしていた感情なのかもしれない。
だからこそ、こうして私たちを導いてくれているのだろうか……?」
[メイン]
ほこり :
「…それはわからない。もしかしたらぼくも悪い『感情』かもしれない」
少しだけしょんぼりとしながら
[メイン]
ユリウス :
「それはあり得ないだろう」
本が光を増す中。
[メイン] ユリウス : 「君は理央が最後に抱いた感情だ、それ以上の理由は必要ない」
[メイン]
ほこり :
「…そうだね。うん!ありがとう!」
またふわふわと周囲を漂い出す
[メイン]
ノフト :
「ああ。ほこりがいる限り理央はきっと無事だ。
だから、みんなで助けに行けるんだからな」
[メイン]
チリ :
「……あ、そうや……お忙しいところありがとうございました、我々はこれで。」
「……ファングさーん、遅れるでー!!」
[メイン]
ユリウス :
彼女が紙面上に描くのは希望に満ちた世界だった。
ならば、彼女の心中も本来はそうであるはずなのだ。
創作者としての、友人としての彼女を信じるのみだ。
[メイン] ユリウス : 「……!! バング殿!!!」
[メイン] シルバーファング : 「どわあああああ~~~~~~~~!?!?」
[メイン] シルバーファング : チリとユリウスの声に反応し、超高速スピード、綺麗なフォームで走って来る。
[メイン] 社員 : 「いえいえ。私も少し椎名さんのことは気になってましたから、なにかの力になったのなら良かったです」
[メイン] GM : バングが合流すると共に、床がぼろぼろと崩れ、探索者は暗闇へ落ちていきます。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 探索者が起き上がると、そこは椎名理央の部屋でした。
[メイン] GM : レンガの壁にヒビが入り、床にくしゃくしゃに丸まった紙が散乱し、机に食べかけのカップ麺が放置され、ベッドの上に畳んでいない服が積まれています。
[メイン]
ほこり :
「ここは最近の『思い出』!近くに理央がいるはず」
そう言って周囲を飛び回る
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「この部屋は…」
何か見覚えがあるような…
[メイン]
ノフト :
「! そうか!」
辺りを軽く見まわして
[メイン] スレッタ・マーキュリー : アイデアで追加情報出ます?
[メイン] GM : なにも
[メイン] スレッタ・マーキュリー : なるほど
[メイン]
チリ :
「理央の部屋か。前も何度か作品読ましてもろたりでお邪魔したな」
「……もっとも……」
[メイン] チリ : ちら、とその部屋の惨状に目をやる。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「ここって、理央さんの部屋?だよね」
疑問に思ったのはその荒れ様からで
[メイン]
チリ :
イバラに頷き。
「……熱中すると他のことに目ェ入らん方ではあったけど、ここまでやなかったはず……よな」
[メイン] チリ : そのまま、散らかった床の紙を拾い上げる。
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「一体何があったんでしょう…?」
机を見る
[メイン] GM : 床…丸まった紙は白い本のページです。拾い集めると、白い本がきらきら輝き、ページがピッタリくっつきました。第10~11章の『第10章:むさぼるもの 第11章:夢を旅行するアイテム』は全ページ集めることができますが、第12章はタイトルがわからず、数ページ足りないことが分かります。
[メイン] GM : <クトゥルフ神話>を振れますね
[メイン] チリ : 振っとる場合か!
[メイン] ユリウス : 振らないよ!
[メイン] GM : でしょうね
[メイン] GM : 机…日記帳が置いてあります。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 見ます!
[メイン] GM : ここ数か月のことが書かれており、最初の方には「出版社で打ち合わせ。今回もボツ。しょうがない、また頑張ろう」
[メイン] GM : 真ん中辺りには「今日はみんなとご飯を食べながら話した。楽しかった!」「帰りに寄った書店で不思議な本を買った。黙示録?続きを書けば、神様が願いを叶えてくれるらしい」
[メイン] GM : 最後の方には「どうしよう、軽い気持ちで約束しなければよかった。こんな恐ろしい物語書きたくない」「神様から、教団を作りみんなを信者にしろと言われたが断った」「会社を辞めた。黙示録を書き上げなくては」「自分の中にいる神様を追い出す方法を調べたら、外国のまじないにたどり着いた。非現実的すぎるが、もうこれしかない。試してみる」
[メイン] GM : 一番最後のページに「失敗した。自分が自分で無くなっていく。思い出も、感情も消えていく」「怒り、イライラ、悲しみ、恥、罪、不安、幸せ、誇り、安心、感謝、驚き…何も感じない。もう一個あったはずなのに、忘れてしまった」と書かれています。
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「……!?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 神様…?それに黙秘碌って…
[メイン] スレッタ・マーキュリー : とりあえず日記を皆に渡します
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
スレッタから渡された日記を見て
「えっ…なにこれ、どういうこと?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「私にも何がなんだが…」
[メイン]
チリ :
「な、なんやそれ……!?」
「これん言う通りやったら、理央はただ巻き込まれただけやないか……!!」
[メイン] ノフト : 「…ああ、許せねーよ…この神様ってやつ!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「うん。なんでこんな…」
悲痛な表情を浮かべて
[メイン] ユリウス : 「…………」
[メイン]
チリ :
ぼりぼりと頭を掻きながら
「……ここは最近の思い出やったな、そうと決まれば早う……」
[メイン] チリ : 「……ユリウスさん?」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ちらりとチリの視線の先、ユリウスの方を見る
[メイン] ユリウス : 物言わぬまま靴音を鳴らし、本棚へ足を運ぶと。
[メイン]
ユリウス :
「──その為にまだ足りない一欠片がある。
その気がしてならないのだ」
[メイン]
ユリウス :
頭の中で何かが結びつく予感があった。
例えるなら綿埃のような、絡み合った糸の塊が解れていく感覚であり、
またその糸が織りなされて一つの絵を描く感覚でもある。
[メイン] ユリウス : そして、連綿とした論理の中で、直感が手を並び立つ背表紙へと運ばせる。
[メイン] GM : <図書館>どうぞ!
[メイン] ユリウス : ccb<=90 研究者(図書館) (1D100<=90) > 29 > 成功
[メイン]
GM :
本棚…大きな本棚には、日に焼けた絵本や、恋愛、ミステリー、エッセイ、ファンタジー、SF、ホラー、歴史小説など、様々なジャンルの本が並んでいます。
ユリウスは『感情の研究』という本を見つけます。
[メイン] ユリウス : 指で頁を捲り上げる。
[メイン] GM : 『アメリカのある大学では、感情を12種類に分けて研究している。ネガティブな感情は「怒り、イライラ、悲しみ、恥、罪、不安(恐怖)」の6つ、ポジティブな感情は「幸せ、誇り、安心、感謝、希望、驚き」の6つ』
[メイン]
ユリウス :
──振り向く。
ユリウスのその顔は。
[メイン] ユリウス : 「……フ、フフフ! はっはっはっは!!」
[メイン] ユリウス : 笑っていた。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「その本、そんなに笑えるの?」
[メイン]
チリ :
「お、おい!どないしたんや!?」
「しっかりせえ!自分までおかしなってしもたらチリちゃん手に負えんで!?」
[メイン] ノフト : 「おい大丈夫か!?」
[メイン]
ユリウス :
「いや」
心配は要らない、と首を振る。
[メイン]
ユリウス :
「思えば、答えは最初から目の前に用意されていたんだ。
それを私はずっと見落としていた……それが、可笑しくてね」
[メイン] チリ : 「……どういう、ことや」
[メイン] ユリウス : 「チリ」
[メイン] チリ : 「!」
[メイン] ユリウス : 「理央が一番大事にしていたものは、何だっただろうか?」
[メイン]
チリ :
「何、って……」
確認するように、周囲の面々を見渡す。
[メイン] ノフト : 「そりゃあ…”アレ”だろ。アイツはそーゆーやつだしな」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : いまいちわからずポカンとした表情をしている
[メイン] ユリウス : 心の内で読み上げる。
[メイン]
ユリウス :
人の感情は12種類。
怒り、イライラ、悲しみ、恥、罪、不安、幸せ、誇り、安心、感謝、驚き──
[メイン] ノフト : 「────”希望”!」
[メイン] チリ : 「…………!!」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……!」
[メイン]
ノフト :
「アイツは、希望に満ちた物語を書くのが好きな、届けるのが好きな。
そんなお人好しなやつだからな!」
[メイン] ユリウス : 「……それが君の名だ。”ほこり”」
[メイン] ユリウス : 「いや……最後に残された”希望”よ!」
[メイン]
シルバーファング :
─────フッ、さすがじゃわい。
そうじゃ……未来の"希望"を作るのは……若人よ。
[メイン]
ほこり :
「希望…そうだった…ぼくは…」
ほこりは白く輝き、温かい光をまといます。
[メイン] ほこり : 「思い出した!ぼくは“希望”。みんな、ありがとう!」
[メイン] ユリウス : 「……目の前にあっても、気が付かないものだな」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「あの子が、理央さんの希望…」
[メイン] チリ : 「……そうか。自分が足りない一欠片言うたんは……」
[メイン] ユリウス : 「理央は、どうしても思い出す必要があった。埃を被ったまま、箱の底で再び光を待っていた彼を」
[メイン] GM : ほこりが輝きを取り戻した時、近くにあった本棚とそれが面する壁に違和感を覚えます
[メイン] ユリウス : 「……道は示されたようだ」
[メイン]
ユリウス :
「ありがとう、”希望”。
ここまで私たちを導いてくれて。そして、今日まで理央と共にいてくれて」
[メイン] ユリウス : 「再び理央が君を描き出せるためにも……」
[メイン] ユリウス : 「行こう」
[メイン] GM : 本棚の後ろに扉があることに気がつきます。本棚を動かすにはSTR20との対抗ロールを行います。複数人で動かす場合、STRの合計と対抗させます。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 本棚やめなさいで壊していい?
[メイン] GM : いいですよ
[メイン] スレッタ・マーキュリー : うわ!
[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=90 やめなさい! (1D100<=90) > 16 > スペシャル
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「この本棚が邪魔ですね」
邪魔なので破壊した
[メイン] チリ : 「うぉい!?」
[メイン]
シルバーファング :
「ほう……」
顎に手をやり、興味深そうに目を細め、スレッタを見る。
[メイン] ユリウス : 「なッ!!」
[メイン] ノフト : 「び…びっくりした…」
[メイン]
シルバーファング :
……あの破壊力、ワシの流水岩砕拳以上……と見ても良いじゃろうのう。
くっくっく、全く、やりおるわい……!
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「ちょっ…なにやってるの!?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「えっ?」
[メイン] シルバーファング : 「─────はっはっはっはっは!!」
[メイン] シルバーファング : 「それでいいんじゃ」
[メイン] シルバーファング : 「友を救うためなら、多少のヤンチャをしたっていい」
[メイン]
シルバーファング :
「大事なのは、その"熱"じゃ」
ニヤリと口角を上げ。
[メイン] ノフト : 「………そうだな! 理央とアタシらの間を遮るものなんか、ぶっ壊しちまえ!」
[メイン] シルバーファング : そして、ノフトへと視線を見やり。
[メイン]
シルバーファング :
「このままじゃ、負けちまうぜ~?」
煽るように、声色を少し高めにしながら、かかか!と笑う。
[メイン]
ノフト :
「負けとかじゃねーだろ、じいさん。
みんなで助けに行くんだからよ!」
ニカっと笑い
[メイン] シルバーファング : たはーっ!と自分のおでこを叩き。
[メイン] シルバーファング : 「こりゃ、一本取られたわい!」
[メイン]
ノフト :
「そんじゃ行くぜ!」
現れた扉の、ドアノブに手をかける
[メイン] GM : 扉を開けると、真っ暗な階段が地下へ続いています。明かり(“希望”)がなければ進むのは危険です。
[メイン] GM : <聞き耳>どうぞ!
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ccb<=60 (1D100<=60) > 29 > 成功
[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=90 青いパーメット (1D100<=90) > 51 > 成功
[メイン] ノフト : ccb<=90 見聞色 (1D100<=90) > 50 > 成功
[メイン] チリ : ccb<=25 おりゃ初期値や! (1D100<=25) > 12 > 成功
[メイン] ユリウス : ccb<=70 いいだろう (1D100<=70) > 5 > 決定的成功/スペシャル
[メイン] シルバーファング : ccb<=95 武術家の直観 (1D100<=95) > 64 > 成功
[メイン] GM : カリカリ…というペンの音が聞こえ、しばらく経つとピタリと止んだことに気付きます。
[メイン] GM : ユリウスはそれは椎名理央のものだとわかります
[メイン] GM : “希望”が探索者の進む道を明るく照らします。地下へ続く階段には、第12章のページが点々と落ちています。それを拾いながら下に降りるにつれ、冷たい空気に鳥肌が立ちます。
[メイン] GM : 階段を降りきると、朽ち果てた遺跡が広がります。中央にシンプルな机とイス、その近くに人が倒れています。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…え?何ここ?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「遺跡…みたいですね…?」
[メイン]
ノフト :
「……おい!大丈夫か!」
倒れている人に駆け寄ろうとする
[メイン]
チリ :
「……最初に言いよった"心の最深部"やろか」
足元気ィつけてな、とイバラの手を引きつつ
[メイン] 椎名 理央 : 気絶している椎名理央です。やせこけ、やつれています。
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「だ…誰かいるんですか!?」
駆け寄る
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……!!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…う、うん」
チリも気をつけてね。と言いながら
[メイン]
ユリウス :
「(バング殿……! これは……!)」
身の毛のよだつ空気に警戒を露にし、この場で最大の実力者に視線を送る。
[メイン]
ノフト :
「理央!しっかりしろ!」
上半身を抱き上げると、手の甲で、軽く頬を叩く
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「理央さん…!」
[メイン]
シルバーファング :
「………………」
ユリウスが今まで見てきたファングは、飄々とした顔をしていただろう。
しかし。
[メイン]
シルバーファング :
周りを見やりながら。
冷や汗を浮かべていた。
ここに来て、初めて。
[メイン] チリ : 「…………っ!!」
[メイン] 椎名 理央 : 意識が戻る気配はない。
[メイン]
ユリウス :
「────!」
駆けよる二人に目を送りつつ、遺跡の影に注意を走らせ続ける。
[メイン] シルバーファング : 「……………蝕まれておる、"何か"によって」
[メイン] シルバーファング : 「でけぇぜ」
[メイン] ノフト : 「理央…こんなになるまで頑張りやがって……」
[メイン] ノフト : 「目を覚まさない…何とかなんねーか!?」
[メイン] チリ : 「……き……"希望"!! 自分とこの主やろ!?」
[メイン]
希望 :
「ぼ、ぼくもどうしたらいいか。理央!理央!」
ノフトの隣で理央に声をかけ続ける
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : どうしたら…
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : …!机の上になにか置いてある?
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 気になって足を向けようとしたが、さっき窓の外を見たことで迂闊に動かない方がいいと本能で察したのか、ぴたりと止まる
[メイン] チリ : 「イバラ」
[メイン] チリ : とん、と背に触れる。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…!」
声をかけられてチリの方を振り向く
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「ど、どうしたの?」
[メイン]
チリ :
「……怖がらんでええ。……今まで経験して感じたこと、イバラの今の気持ちのまま真っ直ぐに行動すればええ」
「そんために、チリちゃんが付いとんや。……だから」
[メイン] チリ : にこり、微笑み。
[メイン]
チリ :
・・・・
「……みんなで、助けに来たんやろ?」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「……!」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : なによ。いっつもそうやって…私の抱えている不安を見透かすように…
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : でも、みんなで助けに来たのはその通りだから
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「うん。そうだった。私も理央さんを助けたい」
「この気持ちはみんなと一緒だよ」
[メイン]
チリ :
頷く。
……そして……その発見も、イバラが一緒におったからこそできたことや。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…あの机わかる?」
机の方を指差して
[メイン] チリ : 「……アレやな。よしきた」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「うん。ちょっと不安だから、一緒に来てもらっていい?」
[メイン] チリ : 「当然やろ……仲間の為、やしな」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…ありがと」
[メイン]
チリ :
「アホか。礼なら──」
ひょい、と手を取って。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「えっ…?」
[メイン]
チリ :
すとん、と。
その小さな身体を、腕の前で寝かせるような姿勢で抱え。
[メイン] チリ : 「──全部片付いてから、や!!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「なっ…?はっ…?」
チリの突然の行動に反応できずにされるがままになる
[メイン]
チリ :
だん、と踏み出し……
イバラを抱いたまま、机の方へ跳躍する。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「~~~っ!!!」
文句を言いたかったけどそういう状況じゃなくて、声にならない声を上げることしかできなかった
[メイン] GM : 机…メモと本のページが広げてあります。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「も、もう着いたし、それに、み、みんな見てるから、降ろして!」
真っ赤になりながらチリに抗議して
[メイン] チリ : 「うぉ!? ちょっ……!!」
[メイン] チリ : 姿勢を崩すようにしながら、慌ててイバラを下ろす。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「も、もう、びっくりしたんだから…」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
赤くなった顔をなるべく見せないようにしながら
「と、とりあえず!メモと、最後の頁が置いてあるみたいだね」
[メイン]
チリ :
「……あ、ああ……ここん来るまでに拾うたのの最後か」
真剣な表情に戻し、埃を払いながら本を……
[メイン] チリ : ……差し出す前に、念の為先メモについて見とこか
[メイン]
GM :
メモには『悪魔退散の呪文』が書かれています。
・【イゴーロナク】にとりつかれている人間を自由にする呪文。正気度ポイントの喪失はない。
・呪文にエネルギーを与えるために10マジック・ポイント(MP)を投入してから、呪文の使い手のPOWと犠牲者に取りついている【イゴーロナク】のPOWを抵抗表に従って競わせる。
・手伝う場合、この呪文を知っている必要がある。呪文の使い手に自分のPOWを加算することができる。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「イゴーロナク?」
チリが持つメモに目を通して
[メイン]
チリ :
「……そっちはようわからんけど、この『取り憑かれとる人間を自由にする』ちゅうんは……」
「……理央の日記にあった『自分の中にいる神様を追い出す』ちゅうんと一致するな」
[メイン] 椎名 理央 : イバラが【イゴーロナク】の文字を読むと、理央がふらりと立ち上がり、濁った声でこう言います。
[メイン] 椎名 理央 : 「読んでくれて、呼んでくれてありがとう」
[メイン] チリ : 「────!!?」
[メイン] 椎名 理央 : そのまま希望の方を指差して
[メイン] 椎名 理央 : 「最後にお前を取り込めば、この体も心も私のものだ」
[メイン] ノフト : 「理央…!? どうしたんだよ!?」
[メイン] 椎名 理央 : 「…もはや私はお前の知る椎名理央ではない」
[メイン] 椎名 理央 : やせこけた体はたちまちふくれあがり、頭は陥没し、両手の平に濡れた赤い口が開きます。骨がきしむ嫌な音を立てながら、探索者の友人は頭の無い怪物に姿を変えました。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「理央さん…?」
[メイン] 椎名 理央 : イゴーロナクを目撃した探索者は(1/1d20)の正気度を喪失します。
[メイン] ノフト : 「……なっ」
[メイン] ユリウス : ccb<=70 (1D100<=70) > 89 > 失敗
[メイン] シルバーファング : 1d100<=49 SANc (1D100<=49) > 85 > 失敗
[メイン] ユリウス : 1d20 (1D20) > 19
[メイン] ノフト : ccb<=50 (1D100<=50) > 1 > 決定的成功/スペシャル
[メイン] シルバーファング : 1d20 (1D20) > 20
[メイン] system : [ ユリウス ] SAN : 70 → 51
[メイン] system : [ シルバーファング ] SAN : 49 → 29
[メイン] チリ : ccb<=50 SAN (1D100<=50) > 14 > 成功
[メイン] シルバーファング : ccb<=60 アイデア (1D100<=60) > 95 > 失敗
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : ccb<=45 (1D100<=45) > 23 > 成功
[メイン] system : [ チリ ] SAN : 50 → 49
[メイン] system : [ 薬子イバラ(GMPC) ] SAN : 45 → 44
[メイン] system : [ ノフト ] SAN : 50 → 49
[メイン] ユリウス : ccb<=45 アイデア成功しないでほしいです… (1D100<=45) > 62 > 失敗
[メイン] スレッタ・マーキュリー : ccb<=19 (1D100<=19) > 37 > 失敗
[メイン] ユリウス : ハーッ!
[メイン] シルバーファング : 「………のう、ユリウスよ」
[メイン] ユリウス : 「バング殿──!」
[メイン] シルバーファング : その老人は、冷や汗が湧いて止まらず。
[メイン] シルバーファング : 「これ、やべぇわ」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 1d20/2 殺人、グロ耐性 (1D20/2) > 3[3]/2 > 1
[メイン] シルバーファング : ─────なんちゅう"邪悪"じゃ。
[メイン] system : [ スレッタ・マーキュリー ] SAN : 19 → 18
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「なっ…?り、理央さんが!?」
[メイン]
ユリウス :
「……バング殿」
唾を飲み、面々を見る。
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「なっ……!?」
[メイン]
ユリウス :
「”どれだけ”耐えられるでしょうか」
蒼白な顔で。
[メイン]
シルバーファング :
シルバーファングは、武術家としての最高峰の実力を有する。
その力で幾多の戦いを乗り越え、弱者を救ってきたことだろう。
しかし、それはあくまで─────。
[メイン]
チリ :
「……イバラ、そこ居ってくれよ」
阻むようにしつつ
[メイン] シルバーファング : "対人戦"のみ。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「で、でも…!」
[メイン] シルバーファング : 「……1分保てれば、ええ方じゃろう」
[メイン] シルバーファング : 「のう、ユリウスよ」
[メイン] シルバーファング : 「ワシ、チビりそうだぜ、お主は?」
[メイン] ユリウス : 「ハハ……生憎、体中の水分が汗となってしまったのか、口を潤す唾液さえ湧かない状態です」
[メイン] シルバーファング : 「くくく……」
[メイン]
シルバーファング :
「喋れる余裕があるなら、十分じゃわい」
─────構える。
[メイン]
ノフト :
「なに…何言ってんだよお前……
理央はどうした!」
イゴーロナクに向って
[メイン] 椎名 理央 : ノフトの声に、怪物は一瞬よろめき、理央の声で「助けて」と苦しそうに言いました。
[メイン] ノフト : 「…………ッ!」
[メイン]
ユリウス :
バングの実力でも”1分”。
その間に手立てが必要──恐怖の感情すら抱きようがない、絶望としか言いようがない。
[メイン] 希望 : すると“希望”が輝き、6人分に分かれます。それは形を変え、武器になりました。
[メイン] ユリウス : 「……、”希望”──!?」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「希望が6つに分かれて…!」
[メイン] 希望 : 「今のぼくはユリウスを守る剣だよ!」
[メイン]
ユリウス :
「……そうか……!
──夢と希望の物語の英雄は、決して怪物に屈しない。そうだな」
[メイン] 希望 : 「うん!だから、理央を…助けてあげて!」
[メイン]
ユリウス :
「──バング殿、先までは1分。
では”これ”ならば如何でしょう」
剣を携えて、共に構える。
……団長殿、私にも剣で何かが守れるか試してみるよ。
[メイン]
ノフト :
「……ありがとな、”希望”
確かにお前は、アタシたちの希望だぜ」
[メイン]
シルバーファング :
「─────!!な、なんと……!」
ユリウス、そして、ノフトが手にする、輝く剣を見て、目を見開き。
[メイン] シルバーファング : 「"気"が、渦巻いておる……それも、大きな……!!」
[メイン] 希望 : 「ノフトは、ぼくが守る!」
[メイン]
チリ :
「……なんや!! 弱っちい武器やったら承知せんで!!
「……まったく、主人公……"挑戦者"なんぞ十何年振りやろな!!」
受け取った力を手に翳しつつ。
[メイン]
チリ :
「……そうや! 自分ら戦う前にチリちゃんの話頭入れとけ!
一回しか言わんからな!!」
[メイン] チリ : 自分とイバラが見た呪文……について、早口で説明しておく。
[メイン] GM :
[メイン] GM : 怪物に立ち向かえる『主人公』は『あなた』です。
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
戦闘ラウンドに入ります
まずはノフトから
[メイン]
ノフト :
「…アタシだって、剣振りゃ勝てる相手なら一人でも倒せるとは思うけど…
お前を助けるにはそうじゃないんだろ…理央」
[メイン] ノフト : 「なら、みんなと共に…希望を託す!」
[メイン] ノフト : POWと”希望”を供給するぜ!
[メイン] GM : わかりました
[メイン] GM : 次はイゴーロナク
[メイン] 椎名 理央 : s1d6 (1D6) > 4
[メイン] 椎名 理央 : s1d2 (1D2) > 1
[メイン] 椎名 理央 : タッチ:各ラウンド1INTと1POWを喪失
[メイン] 椎名 理央 : チリの方へとその巨大な腕を伸ばす
[メイン] チリ : 「……ぐ……美人やからって、容赦ないわぁ……!!」
[メイン] GM : タッチを受けた探索者は武器を使用するか、〈POW×5〉に成功すれば心を乗っ取られずに済みます。失敗した場合探索者は1INTと1POWを喪失します。これは乗っ取られた探索者が〈POW×5〉に成功するまで続きます。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…!チリッ!」
避けるように後ろから大声を出す
[メイン] チリ : 「……っ!離れとけイバラ! どうした……こっちや!」
[メイン] チリ : …………くそッ……間合いが悪いか……!
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…!」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : チリに伸びるイゴーロナクの腕から彼女を庇うように、まだ綿毛のような状態の希望を掲げながらチリの前へと駆け出す
[メイン] チリ : 「────なっ!!?」
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] : 流水。
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] : それは、流れる水が如く。
[メイン] : そして、岩をも、砕く。
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] シルバーファング : ccb<=99 流水岩砕拳 (1D100<=99) > 79 > 成功
[メイン] シルバーファング :
[メイン] シルバーファング :
[メイン] シルバーファング : ─────灰色の一閃が放たれる。
[メイン] シルバーファング : 「ぐぬぅぉおおおぉぉぉおおおおおおおおッッッ!!!!」
[メイン] シルバーファング : 邪悪なる者の腕は、護りし者の肌身まで、あともう1cm。
[メイン] シルバーファング : 対する男、10m。
[メイン] シルバーファング : 間に合わんかこのボケぇッ!!
[メイン] シルバーファング : 音速をも到達せんとするその速さは─────不可能を、突破する。
[メイン] シルバーファング :
[メイン] シルバーファング : 手番消費、カバーリング
[メイン] シルバーファング :
[メイン] シルバーファング : ccb<=60 INT×5 (1D100<=60) > 91 > 失敗
[メイン] シルバーファング : 「─────ぬぅッ!?」
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] : 男に流れる
[メイン] : 邪悪なる願い
[メイン] ??? : よう
[メイン] ??? : 武力ってのはよ
[メイン] ??? : 自分のために使うもんだろ?ちげーのか?
[メイン] シルバーファング : ………ッ!?
[メイン] シルバーファング : ぐっ、こ、これは……過去の、ワシ……!?
[メイン] シルバーファング : 愚かな!そのような未熟、とっくのとうに捨てて─────。
[メイン] ??? : んな面倒くせーこと考えてっからよ
[メイン] ??? : 弟子が離れて行ったんじゃねぇのかよ
[メイン] シルバーファング : ─────ッッッ……!!!
[メイン] シルバーファング :
[メイン] シルバーファング : ─────男は、地に膝を着く。
[メイン] シルバーファング : 「ぐ………ぉ…………」
[メイン]
シルバーファング :
その心中には、邪悪一色。
己が手にした、大きな力を、己のみのためだけに使えよとの声。
[メイン]
ユリウス :
「バカなッ! 流水岩砕拳が押し負けたのか……!?
流水岩砕拳は防御を得意とする柔の武術……!
あの怪物、それを極めたバング殿ですら……!」
[メイン] チリ : 「────さん!! ファングさん……!?」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「バングさん…!?」
ダメかもと思って目を閉じて、すごい音がしたと思って目を開くと、そこにはバングの姿があった
[メイン] シルバーファング : 「…………ろ……」
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ファングさん!」
[メイン]
シルバーファング :
滝の如く汗を額を、背中を濡らす白髪の男は、まるで瀕死のように
掠れた声を、乾いた唇から漏らし。
[メイン] ユリウス : 「──危険だ!」
[メイン] シルバーファング : 「─────ワシから、離れろッッッッッ!!!!!」
[メイン] シルバーファング : 「今はッッ!!!」
[メイン] シルバーファング : 「真に守りたい者のことだけを見んかいッッ!!!!!」
[メイン] シルバーファング : 胸の辺りを、ぐしゃりと強く掴みながら、しわがれた声で叫んだ。
[メイン] シルバーファング : 肩を上下させ、呼吸を荒げながら。
[メイン] シルバーファング : 「……ワシは、つえーから、だいじょびよ……ぴーすぴーす」
[メイン]
シルバーファング :
へ、へへ、と仲間達へ、笑みを向ける。
─────今もなお、己を蝕む"邪悪"と戦いながら。
[メイン]
ノフト :
「わかったよ、けど無茶すんなよじいさん……!」
そう答えながら、イゴーロナク───理央から目を逸らさずに
[メイン]
シルバーファング :
ノフトのその言葉に、頬を緩ませながら。
─────ファングは、身を転がせるのだった。
[メイン]
チリ :
「……クソ、とにかく助かったわ……けどな!!」
「みんなで助ける言うたんや……!!自分一人でも死んだりしてみい、墓まで暴いたるからな!!」
同じく……まっすぐに、理央の方を睨んだまま。
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「ファングさん……!」
その言葉に、身を引き締め敵を見据える
[メイン] ユリウス : 「バング……いや、シルバーファング殿が作ってくれた隙に続けッ! 続くんだッ!」
[メイン] GM : 次はイバラ
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「………」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : バングさん。あんなに苦しそうにして、どうして庇ったの…
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 未だに武器の形になっていない自分の希望に視線を落として
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 私がもっとちゃんとしていたら…こんなことには…
[メイン]
チリ :
「────!!」
「イバラも……そっちゃ危険や言うとるやろ! 早よ距離取れ!!」
[メイン] チリ : 礼や詫びの言葉も出ないほど、その内心の動揺は普段のように繕えなかった。
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
その言葉にはっとなって
「うるさい!なんでよ!どうしてみんな私を庇ったり必死に助けようとするのよ!」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「私だってみんなを助けたいのに…!」
[メイン] チリ : 「…………っ……!!!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
自分がワガママを言ってることはわかっている
今はこんなことを言っている場合ではないし、目の前の怪物をどうにかして理央さんを助けることが先決だって
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : でも目の前で倒れ伏しているバングさんを見ていると、ついそんな言葉が口に出てしまっていた
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : あの怪物に欲望…自分の中の強い想いがかき乱されてるからだろうか
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「はぁ…はぁ…」
ひとしきり叫んだと、荒い呼吸を整えて
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…チリ、教えて。みんなを助けるならどうしたらいいの?」
[メイン] チリ : 「…………イバラ……」
[メイン]
チリ :
……なんや、情けな。
みんなで助ける言うときながら……イバラの事一番信じきれとらんかったんはうちやないか。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「頭のいいチリならわかるでしょ?だから、教えて!」
[メイン] チリ : 「…………ッ!!」
[メイン]
チリ :
守らなあかん、そんだけやったら……
うちもイバラも、理央も……!! なんも変われん!!
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : グチャグチャになった自分の思考では正しい判断はできないから、ずるいけどチリに頼るしかなくて
[メイン]
チリ :
その声に、しっかりと頷いて。
「──『悪魔退散の呪文』や!!」
「やるんやな!? なら……!!」
[メイン] チリ : 「そん気持ち希望に乗せて──叫んだれ!!!!」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「…うん!」
大きくうなずいて
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 希望のPOWを10とSAN10を提供します
[メイン] system : [ 薬子イバラ(GMPC) ] SAN : 44 → 34
[メイン] GM : 次はユリウス?チリ?
[メイン]
チリ :
──イバラが覚悟決めたんや……
迷うとる場合ちゃうやろ……チリ!!
[メイン]
チリ :
踏み出せや……地に足!!
うちん中、眠っとる精神、希望──最高潮に!!!
[メイン]
チリ :
────『隆起せえ』!!!!
[メイン] system : [ チリ ] SAN : 49 → 39
[メイン]
ユリウス :
己の非才から剣を捨てて十余年。
研究の道に足を踏み出し幾数年。
[メイン]
ユリウス :
まさか──再びこれを掲げることになるとは。
目を伏せ、その刀身を眺める。
[メイン] ユリウス : 煌めくそれは電光にも似ており……ハハ、これが私の望みだと言うなら、私も中々青い夢を抱いていたんだな。
[メイン] ユリウス : 息を吸い。
[メイン] ユリウス : 希望と共に、雷の如く──剣先で以て天を示す。
[メイン]
ユリウス :
「我らの絆と希望を見せつけてやれ!
我らに正義と栄光あれ──!」
[メイン] system : [ ユリウス ] SAN : 51 → 41
[メイン] GM : 最後はスレッタ
[メイン] スレッタ・マーキュリー : エアリアル出して掴み拘束します
[メイン] GM : どうぞ!
[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=90 エアリアル (1D100<=90) > 62 > 成功
[メイン]
スレッタ・マーキュリー :
「エアリアル!」
彼女の掛け声に呼応し
[メイン] エアリアル : 白い機体がやってくる
[メイン] エアリアル : そのまま掴んで拘束!
[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「今です!皆!」
[メイン] 椎名 理央 : 白く巨大な怪物は、自分を上回る白き巨人にその身を拘束される
[メイン] ノフト : RESB(53-28) POW対抗 (1d100<=175) > 自動成功
[メイン] ノフト : 「お前が何を企んでんのかなんて知らねーけど、理央はアタシたちの大切な友達なんだ!」
[メイン]
ノフト :
「それを奪おうってんなら…!」
剣を構え、強く地面を踏み込み
[メイン] ノフト : 「理央の中から!!出てけええええええ!!!!!」
[メイン]
ノフト :
そのまま、背中から虹色の羽を生やし
勢いよくイゴーロナクに突っ込んでいく
[メイン]
ノフト :
「呪文は直接叩き込んでこそってな!」
そして、動きを封じられたイゴーロナクを、呪文と共に剣で叩く
[メイン]
ノフト :
それぞれの思いを、希望を
希望
理央のくれた”剣”にかけて
[メイン] ノフト : その光を、理央の心に流し込んでいく
[メイン] GM : ノフトの剣が白き怪物を切り裂き、その中心へと退散の呪文が流れ込んでいく
[メイン] GM : すると、イゴーロナクの姿が消え、無表情の椎名理央と11個の光の塊が現れました。探索者の武器は白く輝く“希望”に戻ります。
[メイン] 椎名 理央 : 理央の体に11個の光が入っていくと、感情を取り戻した理央は探索者を見て子供のように泣きだします。
[メイン] 椎名 理央 : 「ごめんなさい…私、みんなになんてことを…」
[メイン] 椎名 理央 : 「あのまま怪物になっていたら…大切な友達を殺していたかもしれない」
[メイン] ノフト : 「何言ってんだよ…感情一つになっても、最後までアタシたちを守っていた癖に」
[メイン] 希望 : 「そうだよ!ノフトの言う通り!」
[メイン] 椎名 理央 : 「ノフトちゃん…」
[メイン] ノフト : 「だから、安心してアタシたちに助けられろって」
[メイン]
椎名 理央 :
「うん…うん…」
ポロポロと涙をこぼす
[メイン] 椎名 理央 : 「本当に、助けてくれてありがとう」
[メイン]
ノフト :
「……アタシたちが主人公なんだろ?
なら、ヒロインは理央だ。アタシが命を賭けても守りたいと思える、友達なんだからさ…当たり前だよ。そんなこと」
[メイン] ノフト : 両手を、理央の頬に伸ばして
[メイン] ノフト : 涙を指でふき取ると、不意に頬を優しくつかみ、口角を上げさせる
[メイン]
椎名 理央 :
「…?」
そのままじっとノフトの赤い瞳を覗き込むように見て
[メイン] ノフト : 「この物語はハッピーエンドなんだから、笑顔で……な?」
[メイン] ノフト : その眼差しに、ニッと満面の笑顔を返す
[メイン]
椎名 理央 :
「…クスッ。うん、ハッピーエンドなら笑顔で、だね」
ニコリといつも見せるような、それでいてどこか違うような笑顔を見せて
[メイン] ノフト : その笑顔に満足げに頷き
[メイン]
ノフト :
「よし、帰るぞ。みんなと一緒に。
そんでまた、理央の書いた物語を読ませてくれ」
[メイン] ノフト : 立ち上がれるように、手を差し伸べる
[メイン] 椎名 理央 : 差し伸べられた手を取って立ち上がる
[メイン]
ユリウス :
「──君は、行かないのか?」
手元から剣が光の群れとなって消え……その余韻を手に残したまま。
宙を漂う”希望”へと声をかける。
[メイン]
ユリウス :
11の光が理央の中へと還った。
恐らくあれは彼女が持つべき感情の一つ一つなのだろう。
そして、それには……”希望”も欠かせないものとしてある。
[メイン] 希望 : 「最初に話したけど、ここは理央の『思い出』と『感情』の心の世界」
[メイン] 希望 : 「ぼくは希望で、ここには今希望に満ちてる。だからここは理央の希望の世界なんだ」
[メイン]
希望 :
「だからぼくの本来の居場所はここで、戻ってこられたのかな?良くわからないけど」
ふわふわとユリウスの周りを漂いながらそう語る
[メイン]
ユリウス :
「……成程」
まったく心とは、理解の及ばない領域だ──興味深いが、今は探究はやめておこう。
[メイン] ユリウス : 別れの時だ。
[メイン]
ユリウス :
「こうして理央を助けられた以上、私たちは元の世界に帰ることになるだろう。
君ともお別れになってしまうね」
[メイン] 希望 : 「そうだね。寂しくなるけど、ぼくはずっと理央と一緒にいるから!」
[メイン] 希望 : 「みんなと一緒にいられて、とっても楽しかったよ!」
[メイン]
ユリウス :
「……君はまさしく、”希望”だった。
話すことは叶わないかもしれないが──それでも、私たちを見守っていてくれ」
[メイン] ユリウス : 「君が理央の一部分であることとは無縁に、私は君と言う”個”をして……尊敬に値する、友人だと思っている。短い時間だが、私も君と出会えて楽しかった」
[メイン]
希望 :
「ありがとう。ユリウス!」
ユリウスのおでこに自分の頭部?をコツンとぶつけるようにして
[メイン]
ユリウス :
おっと、と唖然に取られ。
理解の一瞬の間をおいて──。
[メイン]
ユリウス :
……フ。
さらばだ。そして、ありがとう。友よ。
[メイン] ユリウス : コツン。
[メイン] チリ : 理央とノフト、ユリウスと希望たちの方に笑顔を向けつつ……ふと隣のイバラに視線を落として。
[メイン]
チリ :
「……すまんかったな、イバラ。」
「……なんというか、ええと……あー……」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…何よ急に改まって」
[メイン] チリ : 「いや……その、やな……」
[メイン]
チリ :
「……助けようしてくれて、頼ってくれて……あと、一緒に戦ってくれて……あ、あんがとさん。」
それだけ小声で言って、照れ隠しをするようにぷい、と横を向く。
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…なにそれ」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : チリの両頬に両手を伸ばして、顔を自分の方に向けさせて
[メイン] チリ : 「……へ」
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「お礼を言うなら私の方!」
じっとチリの瞳を見据えて
[メイン]
薬子イバラ(GMPC) :
「ありがとう!」
ニコリと笑顔を見せる
[メイン] チリ : 「…………。」
[メイン] チリ : にこり。
[メイン] チリ : 「……ほんま、ずるいわぁ」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…ふふっ。やっぱしそっちの顔の方がチリには似合ってる」
[メイン] チリ : 「……あんがとさん。イバラもよう似合っとるで、それ」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「…それはそうよ」
[メイン] 薬子イバラ(GMPC) : 「だって私の武器は"笑顔"だから!」
[メイン] GM :
[メイン] GM : 遺跡の天井がバリンと音を立てて割れ、やわらかな光が差し込みます。探索者の体はふわりと宙に浮かびます。
[メイン] GM : “希望”はぴょんぴょんと嬉しそうに跳ね、理央は探索者にこう告げます。
[メイン] 椎名 理央 : 「もう一度、書いてみるね。思いついたんだ、この物語のタイトルは…」
[メイン] GM : 言葉を聞き終わる前に、上へ上へと引っ張られ、探索者の意識は遠のいていきました。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 探索者は誰かに揺さぶられて目を覚まします。
[メイン] : 「お客様、お客様。申し訳ございませんが、閉店時間になりまして…」
[メイン]
GM :
振り向くと、書店の店員が立っていました。
探索者には傷一つなく(物理的なダメージは全て回復)、手にしたはずの白い本は無くなっていました。
[メイン] GM :
[メイン] GM : それから数か月後、元気になった理央からメールが届きます。
[メイン] : 『ついに出版されたよ!書店で探してみて』
[メイン]
GM :
そう連絡をもらい、探索者は書店へ向かいます。
タイトルや内容について理央に聞いても、「探してからのお楽しみ」と言い教えてくれません。
[メイン] GM : 本はすぐ見つかります。新刊コーナーに積んである、ハードカバーの本です。著者は「椎名理央」。12章から成る冒険物語のようで、6人の主人公が人々の心を救うために旅をする、夢と希望にあふれた内容です。
[メイン] GM : 読んではいけない本、“呼んではいけない”怪物。探索者の活躍で、無名の小説家だった友人は“もう一度”筆をとりました。この物語のタイトルは…
[メイン] GM :
[メイン] GM : END:アンコール
[メイン] GM :